訪問販売業者による「マーキング」はほぼリアル・ソーシャル・ブックマーク状態?
利用方法として推奨出来ませんけど、これはいわゆる、リアルワールドにおける、ソーシャルブックマークのような物、、、と言えるのかもしれません。
と思わせぶりな書き出しで始めてしまいましたが、イマドキの情報サイトやブログサイトではソーシャルブックマークに登録するためのボタンがもう必須状態だったりして、ここでマーキングされた情報はいろいろな人がコメントつけたりして相互活用していますよね。
昨日気になった記事は、訪問販売業者などが訪問宅の情報を暗号で玄関付近に書き込む「マーキング」というものが存在するという京都新聞の記事です。
空き巣の標的「マーキング」注意を
訪問販売業者ら表札に暗号記入マーキングは10年ほど前から、訪問販売業者などが効率よく訪問できるように考案したとされる。玄関にある表札や、電力会社の識別シールなどの隅にアルファベットや数字の暗号を書き込み、住人の情報を仲間に伝えているという。
暗号は、1人暮らしの家を「S」、留守宅を「R」などと表すのが一般的だ。暗号を組み合わせ、「D8-18R」(2人暮らし、8時から18時まで留守)といった形で使われるという。
記事では暗号という表し方をしていますが、いわば分類、略語によるタグ付けにより情報を効率的に活用している点、記事冒頭にある「仲間に伝えている」という点と併せて考えるとほぼリアル・ソーシャル・ブックマーク状態と言えるような気がします。
あんまり細かく書いてしまうと問題もあるのであくまで記事の紹介に留めておきたいと思いますが、多重債務者や悪徳商法に引っ掛かってしまった人のリストを使い、悪徳業者が顧客にコンタクトをしている、、、という話は良く聞きますし、Googleストリートビューがサービスインした際に犯罪の下見に使われるのでは、、、というような負の側面での心配をする声も多かった訳ですが、その辺の懸念は表面化していないだけで、それなりに情報活用の手法としては浸透し始めているかもしれません。
先日はてなブックマークがコメント表示・非表示の設定を導入というニュースもありましたが、GoogleMapなりストリートビューなどでも自分の住所の閲覧結果とか共有状態をチェックできるような機能は自己防衛の為には必要な機能になってくるのかもしれない、、、と思ったのでした。