10年修行モードってのも選択肢としては有り?
独立するにあたっての業務経験って何年くらい経験するのが良いと皆さん思います?
わたしが思うに、訳の分からん駆け出しから初めて、実務的な側面と、ビジネス的にどのようにお金が入ってくる仕組みとか、仕事の取り方、失う場合のパターン、ライバルとの関係性などなど、一通りを自分で経験するまで10年くらいが適当な期間ではないかな、、、と思っています。
終身雇用環境が残っている会社なら10年ぼろ雑巾みたいになってそこから社内での地位を固めつつ、福利厚生面の恩恵を享受しつつ自分の所属する会社で実力を発揮するもよし、それまでの社内外の人脈を使っての独立・起業、はたまた転職するも良しと思います。
私の専門学校時代のクラスメート兼バンド仲間でこんな人物がいます。
彼がレコーディングエンジニア、ギタリストとして20代の頃に仕事で組むのが同年代のディレクターでそれほどの権限もなく会社の営業方針に左右されて本当に苦労をしたけれど、その絆が縁となり30代に入って社内的な決裁権が大きくなるにつれ、その成果がセールス的な結果も残すようになって、今は多くの人がCD購入やDLする音楽を手がけている人間がいます、この友人の仕事をCDショップやアマゾンで見かけるたびに思うのは、信頼できる人とコツコツと仕事を積み上げたという事が本当によかったよな、、と思うのですが、日本のビジネスの世界ではじっと耐えることもすごく重要な気がするんですよね。(あんまり過度な苦労を強いる傾向も日本にはあるので、そういうのは感心しませんが)
この友人の例でもそうなのですが、事業を興して継続していくには、仕事を処理する能力が高いだけでは上手くいかない事も多く、理不尽な事だらけでそれをうまくかいくぐりながら活きていく生存能力があるかどうかのような気がします。
- ビジネス上発生する理不尽な事柄に耐性がない頭脳明晰タイプ
- 何とかなるさの無謀な判断をしてしまう猪突猛進タイプ
- 即決即断できない、下した決断にクヨクヨしてしまう優柔不断タイプ
起業・独立での成功をどういうところに定めるかは各個人で違うと思いますが、上記のようにある特性だけが突出してしまうことで事業を失敗に向かわせてしまう可能性が大きくなるような気がします。
あと人脈も絶対重要なのですが、そこで「誰かに紹介してもらえる何か」を持っているかがポイントだよな、、と思います。
正直、いい人、可愛がっている、世話になった、、、いろいろ思いつくかと思いますが、
知人・友人、先輩などを通じてビジネス上の紹介をしてもらうには「信頼できる(基本的に嘘が無い)人物か」か「相互に真っ当な方法で利益をもたらす可能性があるか」が重要で、この辺に無理がある前提では長続きしないと痛感しています。
1年でも3年でも5年でも10年でもいいのですが、その後の人生何年食べていく?という後の数字のほうがけっこう大事で、会社を辞めて事業主として仕事を自分でやっていくとか、腕で食べていくというような場合は、物事の流行り廃りのスピードが早くなっていますが10年は修行モードという考え方は有もまったく無しではないのかな、、と思っていたりするのでした。
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