厚生労働省は老練なデザイナを起用してみては?
水冷方式から一転、わたしのこれまでのエントリからはまったく繋がりの見えない堅い話題で今回は行きたいと思います(苦笑)
後期高齢者医療制度がスタートとしてニュースなどで見かける事も多いですが、わたしの母親は81歳でこの制度の対象に入っており、現在は八戸の実家のほうに一人暮らしをしています。
たまたまこの時期に病院のお世話になる事が発生してしまい、制度的な面や費用負担についても思うところはあるのですが、まず自分の仕事に近いところから思ったことを書いておきます。
ねんきん特別便のときには届いた人に内容が判りにくい、、、ということで厚生労働大臣が送付内容の見直しを指示したとかニュースに流れていましたが、今回も制度開始に伴い新しい保険証が送付されており、幸いなことにうちの母親のほうには無事到着したようですが、受け取った側としては
- 文字が小さく見にくい
- 保険証がペラペラでなんか不安
- 仕組みがそもそも良くわからない
- 1割負担、3割負担、いったいどのくらい金がいる?
↑こういう不安・不満があるようです。(これは実際にわたしの母親が口にした事を記載してあります)
ねんきん特別便の時にも思ったのですが、厚生労働省がこの手の郵送物の制作を委託する場合、高齢者向けにもっと文字サイズを大きいもので印刷するとか、記載内容がお役人が理解できても利用者が本当に理解できるかどうかをチェックするような制作上の工夫をもっとしても良いのではないでしょうか?
極端な例としては、「後期高齢者医療制度」に関する郵送物、書類その他については現役は退いているかもしれませんが、70歳以上とかで「後期高齢者医療制度」の書類を受け取る立場の人と同年代の方をレイアウト作業に一部携わっていただくとか、アドバイス貰うような制作体制とれないのかな?、、と思ったりしています。
今回の保険証の送付は75歳以上ですから一律文字サイズが大きいものへの変更は特段問題ないと思います。ねんきん特別便の案内にしても、それぞれ個別の内容が記載されているわけですからここに年代別の属性を加えて、一定年齢以上の人には文字サイズを大きくした手紙を送付することは、CRMなどの個人の属性データを基にバリアブル印刷で個別に告知内容などを切り替えて印刷している今の時代においては問題なく出来ると思うのですが、、、
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