DRMをあえて使うシーンの広がり
以前のエントリでMTでサイト構築をしつつ、DRM付きコンテンツ販売を行いたい方向けのセミナー開催について案内をさせていただいたのですが、共同開催するグランスフィア株式会社の糸山さんのブログを見ていて「DRMをあえて使うシーンの広がり」について思案してみました。
視聴の条件(期間や期限)を制御する(できる)のもDRMですし、誰にいつ、どんなシチュエーションでライセンス発行したのかをトラックするのもDRMの周辺で考えること(アプリケーションとしての機能)になります。
マス流通において、DRMにとっての「コピーを防ぐ」という機能的意味はたとえ不要になったとしても、流通という"ビジネス"を担う事業者が利用する道具である限り、「販売時点管理」に必要な情報を提供(獲得)するツールとして使える部分をも、捨ててしまう必要は”全ての場面で当てはまるとは限りません”。ここにDRMの新しい可能性があると思っています。
そこをどう考えるのか?
DRMフリーの世界とは、言ってみれば、「無人のレジが並ぶスーパーを作った(認めた)」ようなものかな?と思います。
目の前にそれが現れたとき、皆さんなら、どう買い物をするでしょうかね?
また、その店の店長に皆さんがなったとき、どう、そのお店を管理するでしょうか?ネット上の消費者がその「無人のレジが並ぶスーパー」でどういった行動を実際に取るのか?
E●Iと、A●●leが、その「無人のレジが並ぶスーパー」をどうマネージするのか?
う~~む、これはCRMとかの効果を上げようと思ったときに考えるダイアローグマーケティングに繋がっていくのか?と最初に思ってしまったのですが、、、
それほど時間を掛けて考えていないというか、考えても出てくる確証はありませんが(自爆)、まず単純に考えられるのは、
- ある一定回数以上の視聴をしたユーザに対してメッセージを送る
- 再生期間が終了したユーザに次なるコンテンツの案内メッセージを送る
- はたまたダウンロードしたけど再生していないユーザにメールなどでメッセージを送る
↑こういった使い方だと思うのですが、優良顧客への特別対応(サプライズの提供)、カスタマーリレーション、eラーニングの効果拡大などシナリオは幾つも思い浮かぶので実績や数値データと組み合わせたプレゼンできれば色々な方が興味をもってくれるのでは?と思ったりしています。
そういう意味では人気着うたなどのダウンロード数は公開されたりすることありますが、その再生回数は幾らかってDRM付きコンテンツで配信側が把握しているとなるとこの辺のデータも興味湧いてきますね。
販売会社側としては売った数(売上)が問題かもしれませんが、コンテンツを精魂込めて作る側としては、ダウンロード数が多くても再生回数が伸びない物よりも、長い目で見て再生回数の点で勝るコンテンツを作れるほうが嬉しい場合も当然ありますしね。
でもこういうのは再生回数に応じた売上が伴う訳ではないので、ダウンロード販売のロングテールっては言わないですよね、、、(再自爆)
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もしこのエントリを呼んでDRM付きコンテンツの配信ビジネスに興味を持っていただいた方は以下のセミナーにご参加いただければ幸いです。
「Movable Type コミュニティ・ソリューション+デジタルコンテンツ王」セミナーのご案内
開催日時: 2008年3月18日(火) 16:30~18:00
開催場所: GMOインターネット株式会社 中会議室
住所: 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー11F
受講料: 無料
定員: 15名(事前申し込み制)
主催: 有限会社CMパンチ グランスフィア株式会社
後援: シックス・アパート株式会社
詳細およびお申込はセミナー専用ページをご覧ください。