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企業web担当者と制作会社がより良い仕事をするために。その3

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「CMパンチはどんな会社なのですか?」、「佐々木さんはどんなお仕事してる(出来る)のですか?」という質問をやはり仕事で初回お会いした際にされるのは当たり前なのですが、一言で表すのが難しくてほんと自分でももどかしいんですよね、、、、。

「ホームページ制作会社やってます」というのが一番簡単なのですが、ここ2年ほどで制作案件の割合は少し減って来ていて、

同業の方の場合、汎用企画書制作、個別得意先への営業ネタの提供もしくはプラン作成の協力から、業務改善プランの策定などのお手伝いをしたり、企業web担当者の方の知恵袋として、インターネット施策へのアドバイスやASPサービスの事前候補の選定協力、さまざまな会社から営業かけられたサービスについての所見の提出、そのほかインターネットを活用した企業情報配信能力強化に向けたコンサル的なこともさせていただいています。

わたしの会社は6人の小さい会社ですので、出来る事は非常に限られているのですが、頭脳労働であれば会社規模は関係ありませんので、さまざまな規模の案件もしくは会社さんとお付き合いをさせていただいています。

なぜこんな書き出しから始まったかというと、、、

広報やweb施策統括をする部署の方々においては数千万、億の予算を使って行うweb施策から、数万の予算で済ませなければいけない事案まで本当に幅広い仕事に対応しなければいけない状況ですから、限られた時間の中で通常業務をこなしながら、なおかつ新規事案への対応を行うという場合、無駄な手間はかけずに済ませたいというのはやはり誰もが同じと思います。

この流れで問題になる要素は、事案の特性よりも手間の軽減が優先されてしまった場合において、委託するべき先の特性や投下した予算の価値最大化できる相手に発注がなされているか?という点で見直しをしたり、もう少し工夫することで企業web担当者と制作会社で双方がハッピーにな関係の創出がもう少し増やせるのではないかと考えさせられる場面が多いからです。

企画提案する側としても、プレゼンしても「自分達がやりたいって言ってる事なのに、本当にこの人たちわかっている?」と思う場面にはけっこう出くわしますし、、、、、「結果値段しかみてないんじゃないの?」という案件も相当数存在します。

「企業web担当者と制作会社がより良い仕事をするために」のシリーズでは、まず簡単でも良いので要求仕様書を提示して、可能な限り提案内容の中に依頼者が求める内容について、提案各社がどのような取組みを行うのかを把握しやすい方法としてご紹介することろからスタートしましたが、今回は委託先の能力や特性がどのような案件にマッチするのかを考えるためのヒントを紹介してみます。

Bunya かなり荒っぽい分類の図ですがまずはクリックしてみてください。

※大手広告代理店さん独占状態のタレントさんを起用したキャンペーンサイトなどの事案

※オープンソースを活用するなど、他社事例が存在しない、もしくは少ない事案

※ビジネス・プロセス・モデリング的な考えを理解でき、ワークフローに対応した仕事が遂行できる適切な人材投下が必要な事案

※とにかく大量のページを処理しなければいけない事案

事案というレベルで考えると「なんだ当たり前だろこんな事」と思われる方多いと思うのですが、発想が求められる仕事や従来の枠組みにとらわれていては実現できないような事案なのに、そういうことが苦手な会社(人)に依頼していたり、またその逆も実は多いような気がするのですがどうでしょうね?

また、企業サイトに含まれるコンテンツにおいてもこの4つの要素がそれぞれあることに気づいていただけましたでしょうか?

簡単にとりまとめると、個別プロジェクトにおいてはそのサイトでやろうとしている事に対して適切な素養・能力をもった会社を選定することがやはり重要で、コーポレートサイトなどカバーしなければいけない範囲が広い事案においては、企画・実行・検証・運用の側面でどの辺の分野が一番得意な会社に委託するのか、もしくはそれぞれの局面で会社を使い分けるかを判していただくのが企業web担当者の方の重要な仕事だと思うのですが、いかがでしょうか?

次回への布石となりますが、グループ関連会社のサイト管理も必要、グローバルなブランド展開が必要、取扱製品分野が多岐にわたる、マスメディアを活用したプロモーションプランと連動したキャンペーンサイトが随時稼動しているなどのレベルであればやはりコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)の導入は必要と考えます。

CMパンチの実績としてもエンタープライズ向けブログツールでの企業サイト構築の事案も増えていますが、企業サイトにおけるCMS活用がどういった形で行われているのかについても次回以降触れていきたいと思います。

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