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販売店で商品を見てネットで買うのは是か非か

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先日のYahooニュースに「カメラスキャンで商品検索できるAmazon新機能に賛否両論」という記事が掲載されていました。記事には「商品を撮影すると同じ商品の販売条件が見れるアプリをAmazonがリリースした。消費者がこれを使うことで実店舗がショールーミング化してしまう懸念がある」とありました。

たしかに、消費者全員がこのアプリを使うと実店舗はショールーミング化してしまいます。しかし、店舗がショールーミング化することを理由にAmazonアプリの使用を懸念するのはどうかと考えてしまいます。

もともと、商品をどこで買うのを決めるのかはユーザーの自由です。実店舗でもAmazonのどちらも購入しても同じ商品が届くのであれば、価格やサービスの良い方から買います。何を軸にして購入先を決めるかについてもユーザーの自由です。確かに、価格は購入先を決める重要な要素とはなりますが、それ以外の要素で購入先を決める場合も多々あります。

実店舗は出店費用や人件費が発生するため、Amazonより高くなってしまうケースが出てきます。しかし、実店舗でしか出来ないサービスというものがあります。Amazonの強みはネットを通じて多くの製品を安価に提供することにありますが、今回リリースされたアプリは自社の強みを活かすためのツールとしてリリースしたに過ぎません。Amazonのアプリを利用することを懸念することは、実店舗の強みを活かして接客応対の質を上げた店員の説明を聞くことに対して懸念を抱くのと変わらないと考えます。

前述の通り消費者が購買先を選定する条件は多様化しています。実店舗のショールーミング化を懸念するのであれば、もっとAmazonのサービスを分析して実店舗にしかない強みを考え活かして競争すべきであると考えます。

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