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知らない人が損をするスマホの料金

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嫁が2年近く使っていたドコモのiphone 5cの16GBをiphone6sの64GBに機種変するため、先日様々な店舗に価格情報の収集を行いました。聞きたい条件は全ておなじ「iphone 5c 16Gをiphone 6sの64Gに機種変更したい」というもの。聞く条件は全て一緒なのに店舗により様々な回答があり驚いてしまいました。

①docomoの直営店

iphone 6sの64Gに変えても下取りを出せば実質0円で変えられますとの回答。しかし、いろいろな値引きの名前が言われても理解できず、どのような条件で0円になるのか分からぬまま。

②量販店A

店舗のパネルを指してここに記載している通りの価格になりますと、毎月割りだけ適用されるプランを紹介(実質毎月数百円の負担)。

③量販店B(量販店Aの近所)

下取りを出せば実質0円でいけますねと即答。

④docomo直営店(①と同じ直営店)

わけが分からなくなったので再度直営店に聞きにいくと、最初と別の担当が出てきて下取りしても1万円ほど機器代が残るとの回答が。。。

さらにわけが分からなくなり、「この店で以前聞いたとき実質0円だといわれた」というと店員はバックヤードに入り確認をしたところ、うちの嫁には1万円の割引クーポンが発行されているので、実質0円でいけますとの回答。

結果としてドコモの毎月割りと、下取り、クーポンの値引きを使うとiphone 6sの64Gでも実質0円になることが分かりました。

しかし、よく見てみると店頭のPOPにはiphone6s 16Gは下取りで0円になると書いてありますが、64Gでも条件によっては0円になるとは書いていない。これでは、64Gでも実質0円で購入できるのに条件を詳しく知らないと16Gを契約する人が出てきても不思議ではありません。

同じ商品を買うのにも店舗や店員さらに聞く人の質問により回答が大きく変わる料金体系では不信感しか残りません。さらに、うちの嫁に1万円のクーポンが発行されていることも知らないし、今回たまたま64Gがほしかったので詳しく聞きましたが、POPだけ見て契約していたら知らないうちに損をしていたことになります。

総務省から携帯料金値下げの指示が出されていますが、この複雑怪奇でよく分からない人に負担を強いる料金体系を簡略化しないと、携帯料金に対する不信感は払拭できないだろうな。。。と思ってしまいます。

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