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流行に流されやすいITやビジネスの本質を考えるブログ

内の世界、外の世界

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私は仕事柄いろいろな組織の方と仕事をさせていただいています。独立して会社を立ち上げた方もいれば、世界的な会社もあります。また、非営利団体から、国際団体まで様々です。

それぞれの組織や人にはそれぞれの世界があります。私の会社にも会社という世界があります。そして、私には家庭や友人など仕事以外の世界とのつながりがあります。

それぞれの世界はそれぞれのポリシーがあり、世界を構成する人々で運営されています。世界が変われば考え方や価値観は変わるので、どの世界が正しいかを判断することができません。

しかし、他の世界と交流するためには、組織でも個人でもその世界の考え方や価値観を理解しなければなりません。

自分たちの世界で正しいと思われていたことが、外の世界では時代遅れになっていることもあります。その原因として、同じ世界に居続け、外の世界との交流が少なくなることがあげられます。その傾向は、他の世界に大きな影響を与えられる世界に長く居続け、その世界で成功した人によく見られます。

一昔前は、それでも問題はあませんでした。しかし、今は時代の変化と共に、どの世界に対しても容赦なく変わることを求められる様になり、変化できない世界は衰退してゆきます。

しかし、何でも外の世界の価値観や考え方を取り込むことが必要という訳ではありません。価値観や考え方は、それぞれの世界を特徴づける文化の根幹にあたります。そのため、すべてを取り込むのではなく、自分の世界の価値観や考え方でよいものを残しつつ、変化すべきところを変えることが必要になると考えます。

ビジネスパーソンとして生き残るためには、自分が持つ世界のよいところを認識すること。他の世界の価値観や考え方を理解し、よいところを取り入れる柔軟性が重要になると考えます。

ちなみに、相撲協会のことを想定して書いているように読めてしまいますが、特に意識していませんでした。

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