オルタナティブ・ブログ > 終活はじめました。 >

読めばベタに分かる、タイトルどおりのブログ

利便性に慣れると無いことが辛くなる~ポイントおじさんとリサイクルステーションの関係

»

お店でポイントカードとかやっていると自分はほぼ必ず作ります。毎日ネットでログインしたらポイントが貯まる、なんてのもやってます。

妻からは「あんたはポイントおじさんだね」と言われています。そのとおりだと思います。

昔、ポイントサービスの企画をやっていた際に、そこに加わっていた同僚から「ポイント目当てのチェリーピッカーが・・・」なんて話が出ました。不勉強なもので自分はチェリーピッカー、という言葉を知らなかったので、「へぇ、そういう言葉ってあるんだ」と尋ねました。その同僚は自分がポイントおじさんであることを知りません。「何かで書いてました」と言われて「勉強になったよ」と伝えると共に「自分はチェリーピッカーなんだ」と思いました。

チェリーピッカーっていうのは正確には安売り品や特売品のみ購入してビジネス上の旨味を与えない客のことだそうですね。そういうことは自分はしませんので、じゃあチェリーピッカーとは違うのか、と思ったり、まぁ同類って言えば同類か、とも思ったりしております。

タイトルに入れた「ポイントおじさんとリサイクルステーションの関係」というのは、そんな自分と小売業のリサイクルステーションのお話です。

会社を辞める前の最終勤務地である仙台の自宅の周辺にはスーパーやコンビニも割と数がありました。

あるスーパーには段ボールや新聞紙、雑誌、チラシなどが出せるリサイクルステーションがありました。無料の会員登録をすると搬入した古紙の重量にてポイントがつき、貯まるとポイントに交換ができました。

また別のあるスーパーにはアルミ缶を10缶入れると5円が出てくる、アルミ缶ポストなるものがありました。

東京にも設置されているセブンイレブン、ありますが、ペットボトルを5本入れるとnanaco1ポイントに変えてくれるペットボトル回収機が仙台のセブンイレブンには多く設置されていました。

古紙、アルミ缶、ペットボトル、まぁ出る訳です。段ボールは特に単身赴任で引越ししましたからその分とか。

ポイントおじさんとしては休みの日に溜まった分を出しに行く訳です。ポイントや5円玉に交換するのに。

単身で暮らしているので、そんなことも一つの楽しみにしておりました。

で、です。今、住んでいる周辺にはそれらが一切ありません。もちろん、ペットボトルや缶を回収してくれるボックスはあるんです。何なら某スーパーに置いてあるペットボトル回収機はセブンイレブンのものとほぼ同じ。でもnanacoカードをかざすような部分に蓋がされているのです。そしてうちの比較的近所のセブンイレブンにもありません。大阪府では現時点では堺市内のセブンイレブンにしかなさそうです。また、古紙回収をしてくれるステーションが設置されていても、回収できるのは新聞や雑誌のみ、段ボールはNGというところばかりです。

普通に行政の回収に出せば良いんでしょうけど、またその回収回数が少なかったり、地域としての集団古紙回収も無いので、少なくとも廃棄できるタイミングや回数が激減しています。

ポイントおじさんとしての楽しみもさることながら、今まで出せたものが出せない、しかもタイミングも少ない、となると、利便性に慣れるってのは辛いことでもあるな、と感じています。元々住んでた家に戻っただけですから、そういう世界(リサイクルがポイント等になる)を知らなければそのまま暮らしていただけなのにね、と思う今日この頃です。

Comment(0)