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読めばベタに分かる、タイトルどおりのブログ

「タブレット」って何のこと?

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結局「タブレット」って何なんでしょうね。

まぁ、この話を「アイティメディア」に書く以上、

・単線を走ってる列車において事故が起こらないように、上り・下りの運転士が、すれ違い時に確実にお互いが通過したことを知らせる印みたいなもの(自分なりの解釈)

・明治の「カルミン」やら「フリスク」やら「ミンティア」のこと

をまさか話そうとしているんじゃないだろう、とは容易に察していただけると思いますが。

そう、皆様想像どおりの「タブレット」のお話です。

日経では「タブレット」を『多機能情報端末』と略してらっしゃる。

確かにそのとおりなんだと思いますが、自分が、ITを使った業務支援とかで関わる中で、「タブレット」を使ってああしたい、こうしたい、というニーズを聞いた際に、「ノートパソコンとかじゃダメなんですか?」とあえてすっとぼけた投げ掛けをしてみた時に、その「タブレット」って何だ、と思ってらっしゃるか?というのは千差万別だなぁ、というお話。

1)「タブレット」イコール「iPad」

確かに。これ、世の中でも一番多いんじゃないか、と勝手に推測します。

2)「タブレット」イコール「スマートフォンより画面の大きい大きなスマートフォンに似たUIを持つもの」

ちょっと飛ばしますね。

3)「タブレット」イコール「電話は掛けられないもの」

2)と3)を併合して考えると、確かに世の中、電話が掛けられない「タブレット」は多い。しかし、電話が掛けられれば「スマートフォン」で、電話が掛けられない、かつ大きければ「タブレット」なのか、というと、例えば、NECのN-08Dとか、(ま、大抵、おっしゃられる方はご存知ない方が多いのですが→NECカシオモバイルコミュニケーションズ関係者様すみません)その方からするとどちらになるんだろう?という疑問は湧きます。

もう一つダメを押すと、かつ、「iOS」や「Android」と言われるOSで動くもの(相手からはこういう聞き方をするので)

・・・Surfaceとか・・・。いや、まだこれからですよね。

「Blackberry」とか「Symbian」は「スマートフォン」用なんですかね。

4)「タブレット」イコール「マルチタッチができるデバイス」

これも一旦飛ばしますね。

5)「タブレット」イコール「キーボードがくっついてないもの」

確かに見た目はそうなんですが、「iPad」に外部キーボード付いたらどうなんだ、というのは別にして、少なくとも、次のこれらは「タブレット」ですか?と聞いてみたい。キーボードが隠れるだけで、付いてるから「タブレット」のイメージには合わないのかな・・・。

6)「タブレット」イコール(4)や5)に比較して)「(片手に乗せられるぐらいの)軽い端末」

また次に続いて、

7)「タブレット」イコール「スリープからすぐ立ち上がる」「電池が長持ち」

この要素は従来のノートパソコンではどうしても限界のあった要素、とは思うので確かに。一時期流行った低価格ウルトラノートPCとかを最近街で見なくなったな、という意味では、これが代替要素、として大きかったのでは?確かに思うけど。

8)「タブレット」イコール「アプリが無料や低価格で手に入れられる端末」「アプリが簡単に開発できる(はずの)端末」

ま、これは「スマートフォン」も同一な訳ですが。無料が溢れかえってるせいか、アプリ開発費がそんなに要らない、と思っている人も多いんですよね。だから広告収入モデルや、一般開放できない業務アプリケーション等を供給する側からすると、ちょっとその認識で居られると非常に実情との乖離があったり・・・(汗)

以上、つらつらと自分が遭遇したケース8点ぐらい上げましたけど、他にも色々ありました。ノートパソコンと違ってGPS機能がついてる、だとか、え?そもそも「Wi-Fi」使うことが前提の端末でしょ?とか。MDMできる端末でしょ?とか。

言いたかったのは、あれだけ、一般的に使われるようになった言葉であっても、相手によくよく「何で必要なんですか?」をシンプルに聞いてみると、その相手が思ってる要素というのは大きく違うことがある、ということです。どんなことでも当たり前かもしれませんけどね。

だから、「何を重視されてるか?」を尋ねて解釈するのは、改めて必要だな、と思ったりした次第です。

Comment(4)

コメント

tSy

こんにちは。
興味深く読ませていただきました。

確かに各社が独自の定義で色々出すわ、歴史的なこともあったり、訳が分からなくなっている部分もありますね。スレートPCだとかピュアタブレットだとか最近聞かなくなったし、それを言ったらWindows Tablet Edition(でしたっけ?)っていうのもあったな…。iPadよりはるか前だったのに、どうしてあのときMSはもっと力を入れなかったんだろう、とMS自身が悔やんでいると思われ。

私が個人的に考える「タブレット」の概念は、2とおりの見方で決まります。

●カタチのこと
文字どおりタブレット=板っぽいモノ、あるいは状態にできるモノのことで、中身はどうでも良い。そういう意味ではスレートPCと同じ。
ようするに、ペンでも指でもよくて、キーボードが飛び出したり取り付けられるけど、「なし」の「状態」にできるもの。
たとえば「ラップトップPC」という定義も、考えてみたら「膝の上PC」であるにもかかわらず、机の上=「デスクトップ」で使うことも非常に多い、ということを考えれば、名称が「実態」を指すとは限らない、作る側の意図で決まる、という考え方です。
「タブレットとしても使えるよ」みたいな言い方で使われるときは、カタチのことを言っていると思います。

●業務でざっくり言われる場合
A.大きさのこと
あくまでも私の経験則ですが、あまり深く考えていないクライアントの担当者がおっしゃるケースのうち、ほとんどの場合、「タブレットとかにも対応して」と言われるのはWebサイト制作のケースで、これはもうレスポンシブレイアウトのことと理解して、ほぼ問題ないと思います。
PCより小さい画面にも対応し、場合によってはタッチ操作にも対応すれば、「タブレットに対応して欲しい」と言った人は、文句を言わないでしょう。
結局、スマホも含まれるわけですが、おそらくクライアントが言いたかったことは「より多くの人に見せたい」という意味なので、タブレットという明確な線ひきは重要ではないのだと思います。

B.プラットフォームのこと
もうひとつのケースとして、「タブレットのアプリで、うんぬん」と言われるケース。これは、わざわざ説明することもないかもしれませんね。
これはもうほぼ「iOSとAndroidで動くソフトウェア」のことを指している、と理解して問題ないと思います(今後はWin8なども入ってくるかもしれませんが)。

GPSとかWi-fiとかが出てくるようなケースは、それを口にする人自身がリテラシーも高くある程度明確に対象を想定しているはずですから、「タブレットとは何のこと?」を具体的に教えてもらえると思います。

>tSyさま
コメントありがとうございました。
スレートPCとかピュアタブレット、とか言葉ありましたね~。
おっしゃるとおり、「カタチ」と「大きさ」ありますね。そして、レスポンシブウェブデザインになってるか、というのも同意します。
元々、業務用途で言えば、この手も「タブレット」じゃないか、と個人的には思っているのですが、
http://www.frontech.fujitsu.com/services/products/handy/patio700/
結局、UIとして、普段目に馴染みのある操作手法や華やかさも期待されているんだろうな、という気もしています。

ボーカル

それ、「スマホ」って何のこと?にそっくり置き替えできますね。

初代からのW-Zoro3ユーザーより
今は、純ピッチ+Nexus7

phantom

先日ご一緒した、某所でのインタビュー時にもお話し致しましたが、
何事にも適材適所があるわけで、何でもかんでも「タブレット」と呼ばれる端末を使わなければいけない、と言う事ではないと思っています。
しかし、親方は活用しなさい活用しなさいと言って、あんな会議まで開かれた訳ですが…

何故スマホでスケジュール管理が出来るのに、わざわざ手帳なんて持っているんですか?

とか

ミニ鍵盤なんてiPadのGarageBandで事足りませんか?(笑)


このような無茶な意見を押し進められている気がしてなりません。

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