[映画の感想]「大日本人」見てきました
・・・おいおい、だんだんビジネスやらITやら離れてないか?
というツッコミはさておき。
ここ数日に渡って、会社で”後出しジャンケン”で負け続けたので、イラっと来て気分転換に前から見たかった映画を見に行くことにした。
松本人志さん監督の「大日本人」です。
映画、嫌いじゃないんですけど、普段ついつい億劫になってしまって見に行かないんですよね。子供を連れて行った仮面ライダーやらドラえもんやらを除けば、今回の「大日本人」より前は昨年4月の「リバティーン」、それより前は2002年の「アメリ」にまで遡ってしまう。
うーん、何かパッとしない時にいつも見に行っているなぁ・・・うん。
しかも映画っていっつも一人で見ているなぁ・・・うん。
松本人志さんはそれこそ「4時ですよ~だ」時代から、幾度とはなくブラウン管では見てきた人(ああ、この表現も死語か。でもうちは未だにブラウン管)。でも自分の周囲とは違って、映像には自分ははまった程では無い。でも、文章表現の松本さんには結構惹かれた方。
元々「どんなもんやら」というのもあって興味があったが、こうパッとしない時には笑い飛ばしたい!っていうのもあったので、この映画の評、として自分が知っていた唯一手掛かり、確か松本さんが言っていた”お笑いですよ”というのを信じて(?)見に行ってみることにした。
ネタばれになるので、ストーリーは言えませんが・・・というかこの映画、言葉では語れないのでは無いでしょうか。前述のとおり、自分は映画評が書けるような映画通では無いので、感想だけ。
正直、(当初の期待と違うという意味では)残念ながら大笑いをするシーンはほとんどありませんでした。でも、そこかしこに”意味のある”お笑いが散りばめられている、と感じました。
また、今の日本を非常によく描いている、と思います。そういう意味では、DVD(たぶん数ヵ月後には出るんでしょうけど)を待たずに”今”見て欲しい、と思います。数ヵ月後でも・・・まぁ遅い、とまでは言いませんが、今見て、今色々考えて欲しいです。
大笑いをする、という当初の目標は達成できませんでしたが、何か自分の悩みが「小さい小さい」と感じることができたので、自分にとっては価値がありました。
自分がそうだったから、というので言う訳じゃないんですが、一人で見た方がいいです。
自分が見た時もカップルが何組か居たのですが・・・カップルにはきついかも。
(真剣に見れば見る程、語る中身が濃くなるような・・・)
たぶんそのカップル達も「松っちゃんの映画、おもろそうやから行こうや」ぐらいの軽~いノリで来たのでは無いか、と思うのですが、それに対してはきっと大幅に泡をふかせます。
あくまで「きちんと見ていれば」の条件付ですが。
そういう人達に見せること、それが松本さんの作戦だったのかもしれません。
追伸:昔の自分なら、”後出しジャンケン”には猛烈に反論してたかもしれませんが、自分も大人になって、心も体も丸くなったからか、「仕方ないな」で済ますことができるようになった、と自分では思っています(笑)