情報を正しく活用できる力ってやっぱり重要だ、と思っています。
先日、自分の住んでいる街の、とある個性的な書店に、某有名女優さんが来られて新刊エッセイの即売サイン会を行う、という地元トピックスを見つけました。
どうやらその店主さんは、その某有名女優さんとお仕事かなんかでつながりがあったらしいです。
うちの妻は、その女優さんも好きだし、過去に著述されたエッセイも実際購入したことがあります。
妻に知らせると「是非行きたい!」と言われました。
ただ、色々調べていくと、どうやらキャパシティの関係で、事前予約制となっており、すでに完売となっていました。
でしょうね、と。
でも、まぁそれ程大きくないこの街に、その方が来られるなんて、と雰囲気だけでも味わいに行こう、ということで二人で向かうことを決めました。
当日。
定刻少し前にお店に伺うと、何組かが入場していました。
係の方に「ご予約の方ですか?」と尋ねられたので、「いや、つい最近知ったので予約できていなくて」とお伝えし、当日キャンセルでも出ればお入りいただけるんですが・・・と慰めの言葉をいただきました。
いや、雰囲気だけでも味あわせてもらえれば、と外から店内を眺めていました。
ひとりの方が来られました。
同様に予約の有無を尋ねられたのですが、その方も予約者では無かったようで、入店をお断りされると、
「市長が『皆さん、お越しください!』って書いてたから来たのに!」
と少しご不満そうでした。
確かに、自分のFacebookのフィードにも、その内容が流れてきたのを自分も見てはいました。
(特にその方をフォローしている訳でも無いのですが)
ただ、そのフィードにもイベントの電子チケットのリンクは付いていたし、そこのリンクを辿れば「完売」となっていたのは確認できていたはずなのですが。
どうしてこう、人からの情報だけ読んで、自分自身で色々調べてみよう、としない人が居るんだろう、と思いました。
岡山に住んでいた時に、とても良かったイタリアンのお店があったのですが、その店はもう閉店してしまっています。
ただ、オーナーシェフの苗字だけは覚えているので、またどこかで活動されていないかな?というのをもう10何年もたまに検索エンジンで検索していました。
Copilotが使えるようになってからCopilotに尋ねると、「ここのお店でやってらっしゃるよ!」というのが出てきました。
一瞬喜びました。ただ、その情報の信憑性を確認すればする程、単に少しのキーワードが合っているだけのガセ情報だということもわかりました。
それなりの方が書いているから信用する、AIが言っているから信用する、ということではやはりダメだと思います。
自分は、ツールに使われることなく、情報を正しく活用できる力こそがやはり重要だ、と思っています。