BPMはどんな所に役立つの?
BPMはどんな所に役だつの?とよく聞かれます。又、自問自答もします。数年経てばこんな質問は意味がなくなるでしょうが、今は皆で議論して色々な意見を出しあう時期でしょう。1970年代、OSとは何なんだとか、これからのOSはどうなるかと皆と口角泡を飛ばしたものです。それが良い勉強になったと思います。
H2H(Human-to-Human)のBPMとしてSBM(Savvion BusinessManager)を販売し始めた数年前、我が尊敬する先輩にSBMを紹介したら、彼から「どの業種に役立つの?」と質問されました。当時はその様な視点でソフト製品を分類するのが主流だったのです。最近はこの種の質問無くなりましたが。
「BPM何ぞや?」の定義とか機能紹介はITMedia、或いはキーマンズネット等に掲載されているレポートに譲り、「BPMはどんな所に/どんな業務に役立つの?」を、順序に余りこだわらず、敢えて言えば出現の時系列で、リストアップしてみましょう。
■人から人へとつながって行われるような(ワークフロー的な)業務に ・・・BPMの WorkFlow機能・BusinessRule機能が使われます。
■業務のパフォーマンスをちゃんと評価をしたい実業務に ・・・業務プロセスの流れの中で経過時間とかクレーム件数・クレーム難度等、業務内の要件を記録しグラフ表示できます、BPMのBAM(Business Activity Monitering)機能が活躍します。
■ホワイトカラーの生産性向上を目的に、ホワイトカラーの業務に ・・・事務系職場の業務はH2Hの業務プロセスで表わし易く、そこには色々な工夫が自ずとなされているものです。また業務改善という事で「見える化」と「パーフォマンス測定」が望まれています。BPMのModeler機能・WorkFlow機能・BusinessRule機能・BAM機能が使われます。
■変更が多い業務に ・・・変更する事は業務改善を進める事ですので、決して悪いことではありません、むしろこれからの時代には大切な事です。そこで、変更がしにくいシステム作りは、これからのシステム作りに向きません。半年先、一年先どう変更しようか?など今現時点では解らない物です、変更が必要になったその時に、変更すれば良いのです。ですからBPMが有効なのです。変更のない固定的な業務にはパッケージで良いのでしょう。
■既存の業務システム間を繋げるH2H系の業務に ・・・既存の業務システムは組織割り・縦割りの処理が中心です。しかし実際の実業務は組織(会社)をまたがり横に流れていくもので、そこに人間の判断が入る業務の流れとなります。まさにBPMのModeler機能・WorkFlow機能・BusinessRule機能・システム連携機能が役立ちます。
■早く稼動させたい業務に ・・・業務開始のSpeedは重要です。PlanとDoとの間に大きな待ち時間は欲しくは有りません。今すぐService In したいのです。手組みの時間・大きな経費・変更のし難さは最大の敵です。BPMのModeler機能・WorkFlow機能・自動開発機能の独壇場です。
■サービス提供業の業務に ・・・IT社会、企業活動の多くの部分がWebで実現されるようになって、従来のサービス提供業は勿論、それ以外の金融業・テレコム業・流通業等もある意味ではサービス業的要素が強くなって来ました。個々の製品・商品には大きな差が無くなり、それら製品・商品を包むサービスで独自の特徴を付けていく時代のようです。そのサービスのかなりの部分はITシステムで実現されます。早く・必要有ればすぐに変更し・パフォーマンスを意識するそんなシステムでしょう。BPMのModeler機能・WorkFlow機能・BAM機能が有効になります。
■内部統制・ISMS・ISO9000・ITIL等 ・・・企業のコンプライアンス・セキュリティの保持が盛んに議論されています。共通するのは業務プロセスを関係者全員意に明確にし、リスクの存在箇所も共有し、対応を明確にし、ITシステムに埋め込んでいこうという事です。その実績としてのパフォーマンスが前記を保証する為に有効となります。
■将来の成長・変化を吸収してくれるとうい安心感 ・・・システムを早く稼動させたい・変更要求にすぐ対応したい・将来の成長・変化等の予測外状況での担保、そんな期待に応えるITシステム(EAと言っていいでしょう)が必要です。技術的に言えば標準技術(Java・XML・Webサービス)ベースにObjectOriented技術・SOA思想で作られたPlatformと実行エンジンが必要と言う事でしょうか。BPM(明確に記述するとBPMS=BPM Suites)がそれを実現します。
BPMSを中心に書きましたが、プラスして大切になるのが、BPMを取り巻く人間とコンテンツでしょう。そしてそれらを正しくビジネスとして定着させるため研修でしょう。のそんな事もだんだん議論されて来ています。
======== アメフト 余談 ------- NFL・X-リーグ・関東大学リーグ======
9月からのアメフトシーズンも序盤・中盤を終え、これからが佳境。国内のリーグは小生の贔屓チームは、社会人・学生とも不本意なシーズンだった。これからの決勝トーナメント心痛める事無くいいような、寂しいような。やはり来年はハラハラドキドキしたいもの。
一方NFLは、まさに2/3を終え、愈愈これからの一戦一戦が12月中旬からのPlay Off出場権をかけ熾烈な戦いとなる(Play Offは32チーム中、12チームが出れる)。シーズン16試合の内、9試合が終了し、全勝はColtのみ、1敗は無く、2敗に我がBroncos、Bengals、Steelers、Seahawks、Panthersの5チーム。Colts少し癪だが納得、QBマニングは完璧。我がBroncosよ、久々にSupperに行け、Coltsを負かして。三連覇期待のPatriotsは5-4、まだ可能性は有る。今夏東京に来たFalconsは6-3、十分Play Offに行ける。これから1月中旬まで、こちらはハラハラドキドキ、TVに向かって大きな声を出しているのだろう。