パーソナルブランドで勝ち組になった男たち③
パーソナルブランドを最大限に生かして成功した音楽実業家の話。
今回は第3回目です。
《パーソナルブランドで勝ち組になった男たち》
②HIPHOPビジネスマン(ジェイ・Z、ドクター・ドレー、P・ディディ)
③ライセンスの鬼(マイケル・ジャクソン)
④時代は巡るのか(Yoshiki、吉田拓郎、スティーブ・ウォズニアック、本田圭佑)
ライセンス契約とは、著作権や商標権、
暗黙の相場はあるものの、人気の作品であればる程、
この価値に20代から目をつけ、ビートルズやスライ&ザ・
▼マイケル・ジャクソン
幼少期からショービズの世界の酸いも甘いも知り尽くしてきたマイ
エンターテインメントの世界では報酬や給料は一過性のものに過ぎ
著作権を買い回る際も、その先のビジネスを優位に進める、
それに加え、
ところで、ここで言う著作権とは、著作権の内の「著作財産権」
ビートルズの著作権は、ソニーの音楽出版社であるATVミュージ
[著作権]
作詞作曲者が持つ権利が著作権で、「著作者人格権」「
著作者財産権」に分類され、 この財産権を利用して利益を上げるのがいわゆる著作権ビジネスで す。 著作者は、プロモートをしてくれる音楽出版社と「
著作権譲渡契約」を結んでその権利を譲渡し、 その音楽出版社が著作権管理団体(JASRACなど)へ委託し、 使用料などの利益を回収してもらうという流れです。 また、この著作権は売買でき、「買い取り」
という契約形態も存在します。
[著作隣接権]
著作物の流通に重要な役割を果たしている実演家(
ミュージシャン)、レコード製作者(レコード会社など)、 放送事業者、有線放送事業者に認められた権利が著作隣接権です。 中でも有名な原盤権はその名の通り、
元となる音源をレコーディングした費用を出した者が持てます( 生産枚数分の売上の約10%)ので、 多くはレコード会社やプロダクションなど、 出資した額に応じて利益が分配されます。
このように、「著作権を買う」
マイケルのケースでは、自分の音楽出版社を持つことによって、
マイケルの楽曲は自身の音楽出版社Mijacミュージック(
この合併によって、死後の作品のリリース、
フォーブス発表「死んでも稼ぐセレブの収入」1位はマイケル・
ジャクソンの160億円
もちろん、この影にはキーマンが存在します。
マイケルは「マイケル・ジャクソンINC」
中でも、キーマンは、弁護士ジョン・ブランカ。
ブランカは、遺産管理や著作権の売買を数多く手掛けており、
マイケルの死後は遺産管理を担当することになり、映画「THIS IS IT」、アルバム「Xscape」、シルク・ド・
黒い噂も絶えない人物ですが、その貢献度を考えれば、
▼まとめ
著作権、著作隣接権を使いこなすことが、
あまり知られていませんが、「シンクロ権」といって映像のBGM
これは著作隣接権の内の、原盤権を持つ者が併せ持つ権利で、
外国曲を使うとなると、
もしかして、海外アーティストの桁違いの収入の正体はこれかも?
海外では放送局が傘下に音楽出版社を持つことが禁止されているこ
日本の場合は、フジテレビ→株式会社フジパシフィック音楽出版、
このことは、楽曲をテレビ番組のタイアップにする代わりに、
いずれにしても、ライセンスビジネスは、著作権の管理・
次回はこの時代に日本でもある動きがあったこと、そしてIT業界
[参考]
▼著作隣接権の使用料・補償金の仕組
https://www.mpaj.or.jp/whats/
▼作詞家・作曲家と音楽出版社|JASRAC
http://www.jasrac.or.jp/park/
▼曖昧になりがちな楽曲の買取契約についてこの際しっかり勉強して
▼知的財産権(特許・商標・著作権)の基礎講座|弁理士 松下正
http://www.furutani.co.jp/
▼MICHAEL JACKSON, INC. マイケル・ジャクソン帝国の栄光と転落、そして復活へ/CCCメディアハウス
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