ベルトと携帯があれば、誰でも仮面ライダーになれますヨ!(笑
前作といい次回作といい、主役がどうもロン毛なんですけど・・・(笑)、主人公のモチーフってもしかしてキムタクなんでしょうか(爆)?
(仮面ライダーがその「時代」を映す? ~第6弾)
・・・仮面ライダー555(ファイズ)は、僕に言わせれば、超シリアスな、名作中の名作です。
555の場合、クリーニング屋を舞台に、「世界を真っ白に」をキーワードに、敵味方入り乱れての、正義論真っ向勝負、かなり複雑なストーリーが展開します。
悪役側にもストーリーのスポットライトが多々当たります。
基本的に、通して観れば、主役は巧と木場(キバじゃないですよ^^;)。ダブルキャストです。
巧が悪役になることは基本ないのですが、毎話みている途中で、悪役にみえるときがあります。しかも、彼も実はオルフェノク・・・なんて切ねぇ・・・主役が怪人・・・キツいなあ、設定。
木場も善人だったり、悪になったり。草加は正義を主張する性悪の「真理のストーカー」(爆)。
さらに、
モチーフが笑える。ファイズは○、カイザは×、デルタが△、と・・・もう、人間性評価そのまんまじゃん(爆)。もう個人的には大笑い・・・。
確かに巧は内向的だけど、性根は優しい(しかもオルフェノク)青年=○。カイザ(草加や木場の場合)は基本的に嫌なやつ(中身が)。なんか捻じ曲がってる。ライダーなのに=×。デルタは高性能ライダーで肝座ればすごい強いのに、中身(三原)がなよなとしていて、しゃんとしない(最終回付近では大活躍しますが)=△。・・・いやぁ、よくできてる(爆)。ホントこれ脚本考えた人、スゴイです。
正義の味方がここまでひねくれて主役陣として編成されていると、今回の考察対象に入れてないけど、龍騎でライダー同士が殺しあったりするのと一緒で、見ている側は複雑な心境ですよね。誰を応援したらいいのか・・・
そもそも、今回一番面白い演出は、ライダーベルトを取り合うところです。
ファイズもカイザもデルタも、みーんな取り合いです(苦笑)。子供からしたら、ライダーと中身(人間)が完全分離されますね。
「誰が悪か」がわざとぼやけていて、完全に善悪が分類された完全懲悪なストーリーではありません。
だから、きっと、・・・多分だけど、きっと、ライダーベルト(グッズ)を買う人は、中身に関係なく、「ボクが」ライダーになる!って感じでヘンシンするんですね。
何故か息子はキバをみながら、カイザフォンで「カイザにヘンシン」します。なんで?しかも、よりによってカイザ・・・涙
電王好きだったから携帯つながりなんだろうけど、・・・それにしても、なんでカイザ(ううっ。)・・・
各シリーズのベルトを並べてみると、・・・まあ中で一番古いから当たり前だけど、一番ちゃっちいグッズです。でも、すごい人気が今でもある。555みたことないくせに、使いかた教えると息子も一番これで遊んでる。やっぱ、よく設計されてるんですね。すごい。
その前の年から時代をふりかえってみますが、いろいろ事件もあったけど、個人的には偽装事件クローズアップの年でした。ちょっと紐付けが難しいなあ。携帯がヘンシンアイテムというのはモバイル時代の緒にあって、かなり納得。多分電王にも引き継がれたでしょう(さすがに555の頃は非接触型じゃないから・・・)。
戦争・紛争もあり、いがみ合わずに共存・平和を目指そうというテーマは、かなり大事にされていたんでしょう。悪役なのに「ラッキークローバー」ですからね(爆)。だからクリーニング屋が舞台なんでしょうね。そこは個人的には明確な感じ。
ただ、世の中、どちらから善でもう一方が悪、というほど単純な世界でもなく、最終的には平和を望むものが、敵味方という単純な区分けなく、共闘して、それを達成しようとする。そして、それが入れ替わり立ち代り・・・もう、何がなんだか(笑)。毎週1話ずつみてると、本当に複雑ですよ。もう、普通にドラマですね。俳優も結構大変だったと思いますよ。真理以外最近みかけませんが、みんなブレークしてないんですかね。誰か教えてください。^^;
すごいグッズが売れたそうです。電王とどっちがすごかったんだろう?
好きですよ、このシリーズ。ホントにすごいドラマだった。
というわけで、次回、最後の最後、キバについて再考します・・・あ、そういえば真理がキバ出てますが、オトナのおんなになっちゃってるよ!いいじゃん。でもなんでクイーンなの??^^;
<本シリーズエントリ一覧>
「あー、ライダーが空飛んだ!?・・・そりゃそうだ、カブトムシなんだから(笑)」