仕方ないとも思うけど・・・
先日胴体着陸の全日空ボンバル機、高知空港で応急修理後大阪空港に自力飛行し、同空港で本格的に修理するって、ホントにいいのかなーこれで?!
「順調なら31日に前輪を出した状態で大阪空港まで飛行させ、修理完了後の9月下旬にすぐ復帰させるか、予備機とするかはその時点で判断する」といってますけど・・・
別の記事で言うと、こういうことになると思うんですよね(もし乗客を募った場合)。
個人的意見ではありますが、
私も事故機(もちろん故障の意です)に「知ってて」乗りたいとはさすがに思いません。
「知らされずに乗って、あとで知った」って、やっぱりすごい不快に思うと思います。
だから、きっと乗客を乗せないでしょうけど、それにしても、大阪まで応急修理状態で前輪出したまま飛行させるパイロットやアデンダントだって大変ですよね(それともこれまでもよくあった話なんでしょうか??)。彼ら・彼女だって家族とかいるでしょうし、不安じゃないのかな?
経営的「故障したら廃棄する」わけにもいかず、業務運用的に「故障した現地で完全修理できる環境がないから」「飛行させずにバラして大阪に移動」がとても難しいという理屈はわかるんですけどね。
でも、・・・勝手な思いですが、とても不安ですよね。
万が一の場合、乗客が乗ってなくても間違いなくNEWSになる気がします。
先日シンガポールから帰国する際、実は、エンジントラブルが点検でみつかり、「エンジンの部品・計器の交換と試運転をしております。お待たせしてすみません」・・・離陸を2時間半も(しかも深夜)待たされました。そのとき、「Good Newsです。もっと時間がかかるはずだったのですが予定以上に早く修理が完了しました。すぐご案内いたします!(注:実際は英語です)」とアナウンスが・・・おいおい、どういう社員教育したら深夜に想定外に何時間も待たせておいて「Good News」なんて言葉使うんだヨ!!・・・あちこちでボヤく人がいました。
ちなみに私はもう眠くてもうろうとしていたのでそんな文句も頭に浮かびませんでしたが(さらにちなみにこの帰国便はすごい揺れまして、もうそれは私にとっては地獄でございました・・・)。
今思えば、一時故障していた飛行機が点検後に「飛べるようになった」といわれた言葉を信じて、「乗っちゃった」わけです。飛躍すればこの延長上に冒頭の記事の件もあるといえばあるのですが・・・それにしたって、「(先日)胴体着陸した飛行機に乗る」ってのはそれなりに覚悟いるんじゃないですかね。着陸時のボディとかもちゃんとメンテしたんですかね。それ以外も・・・いっぱい点検しないといけないと思うんですけど。
コースター事故は少なくとも同一機種の運転は今後しない方針になりそうですけれども、冒頭の話を聞いていると、その後あちこちで点検した結果発見された不具合のケースについては、もし同レベルの事故につながるような不具合が発見されても、「当該故障を修理完了した」となれば何事もなかったかのように再運転するということですよね(注:コースターの件がこのようになるだろうと予見して申し上げてはおりません)。
そう考えていくと個人的にはなんか怖いなーと不安が増幅されて仕方ない気分なのでした。
皆さんは同じような印象をもたれないでしょうか?それとも私が心配しすぎなんですかね・・・