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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

ティール組織?

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ITに強いビジネスライター森川滋之です。

「ITに強い」は形容詞でして、ITに関わりなくビジネス全般で書かせてもらっています(ただ最近はITに関係のないビジネスは少ないですけども)。

つい先日も「ティール組織」を実践している会社の社長を取材しました。

ティール組織とは?

ティール組織――言葉は知っていましたが、知識はあやふや。

時間もなかったので、とりあえずは概要だけでも知っておこうと思ってググりました。

すると「手放す経営ラボラトリー」というサイトに「いま話題の『ティール組織』とは?5分に要約」という分かりやすい記事がありましたので、それで勉強させていただきました。本当にありがとうございますm(_ _)m

この記事を元に15秒で分かるようにまとめたのが下の図です。

2019021701.jpg「ティール」はなじみのない言葉ですが、色の名前で、青緑に近いのですかね。澄んだ水のイメージなんでしょうか。

組織の特徴を色で表現すると、赤、こはく、オレンジ、緑、ティールとなり、右へいくほど良い組織ということみたいです。

さすがはティール組織?

業種・業界は伏せさせていただきます。特定されそうなんで。

取材場所の応接室で、ベイエリアを見下ろしながら待つこと5分。アラフォーのギラギラした感じの社長さんが入ってきました。

よくわかりませんけど、イタリアンスーツと高級時計かな。とにかくお金を持っていそうな感じです。

私のほうがいちおう年上なんですが、圧倒的ため口で、悪魔的自慢話が繰り広げられました。

おそるべき急成長ぶり。年平均50%の成長を、5年間続けてこられたそうです。

つまり5年で7.6倍の急成長( ̄□ ̄;!!

さすがは、ティール組織――ということなんでしょうか!?

それって赤くない?

しかし、お話を伺ううちに、違和感が・・・。

どうも私のイメージしているティール組織とは違う感じです。

5分しか勉強していないので、私のイメージが間違っているのでしょうか?

まずマネージャーって人たちがいます。まあ、でも必要だと思いますね、いくらティール組織でも。勉強不足で何ですが、常識的に考えますと。

階層はあまりないみたいです。社長→マネージャー→スタッフの3階層ぐらいでしょうか。

ただ、このマネージャーがけっこう追い込むというか・・・

スタッフに対する面倒見がいいといえばその通りなんでしょうけど、部下が弱音を吐くと深夜まで話し合う感じで。

その内容も、精神論のように私には思えました。

「できないのは、自分で限界を作ってるんじゃないのか?」みたいなアドバイス(なのか?)ばかりなんです。

マネージャーだけでなく、同僚もこんな感じなんですね。

真夜中までこういう人たちに囲まれて説教されるぐらいなら、ノルマを達成したほうがマシという気がします。

これって赤くない???

本当にあるのか、ティール組織

きついノルマを与え、精神論で追い込む。

追い込み方もなかなか巧妙で、あたかも自分が望んだ目的・ビジョンのために働いているかのように誘導されている感じです(このあたりがティールっぽいところなんでしょうか)。

そのように誘導されるのは、だんだん脳が麻痺してくるせいかもしれません。

でも人間って素晴らしい! きついノルマを達成しちゃうんですよね。

成長を褒め称えるマネージャーの言葉に、無理だと思っていたスタッフも感涙。

同僚たちも拍手で讃えます。嗚呼、感動と感謝。

脳内麻薬のせいか、もっと厳しいノルマを!!!となっていくみたいです。

急成長、まったく不思議ではありません。

ティール組織万歳\(^O^)/ ???

でも、やっぱりティール組織というのとは違う気がしました。

5分しか勉強していないけれど、それでも違うものは違う!

結局この仕事、その後いろいろありまして、なくなりました。

ティール組織、本当にあるのでしょうか?

1本の取材で決められないのですけど、自称ティール組織が多そうに感じました。

※関係者が特定されるといろいろまずいので、この記事はかなり脚色しております。


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