【電子書籍うろうろ(2)】自炊以前のレベルなんですよね
自炊の記事はよく見かけるのだが、それ以前のところが良くわからないのだった。
みなさん、スキャンしてからどうしているのだろうか?
たぶんkobo touchとかスキャナーとかを買うと分かるのだろうけど、このシリーズ(いつの間に?)では、当面お金をかけずにという方針でやりたい。
そこで、たぶんこれを使えばなんとなくイメージがつかめると思ったのが、iPadのiBooksだった。
今回は、iBooksをとりあえず体験してみることにする。
■ iPad内のPDFを読もうとしたが...... |
まずはiPad内のPDFをiBooksで読もうと思った。
ちなみにPDFを読むだけなら、iBooksなど使わなくても他にもたくさんのツールがある。僕が愛用しているのはGoodReaderというやつで、これはDropbox経由でPC上のPDFを取り込めるので便利だ(下写真)。
これと同じようなインターフェースをiBooksにも期待したのだが、いくら触っても出てこなかった。
※facebookで、Dropbox側からiBooksに連携できるというご教示をいただき、調べたところネット上に該当する記事があった(http://amaebi.net/archives/1445888.html)。iPhoneでの操作方法はこちら(→ http://dekiru.impress.co.jp/contents/062/06210.htm)。
■ いつものiTunes経由なのね |
そこで、「iBooksでPDFを読む」というキーワードで検索したら、以下の記事が見つかった。
http://www2k.biglobe.ne.jp/~t_muto/ipod/howto_book_iBooks.htm
なるほど。いつものiTunes経由でやればいいのね。わかりやすい!ありがとうございます(かなり下のほうに「iBooksでPDF形式ファイルを読む」という見出しがある)。
上の記事にはいろいろと書かれているので、ここでは必要な手順だけ書いておこう。
まずは、音楽と同様、iTunes専用のメディアフォルダ(C:\Users\ユーザ名\Music\iTunes\iTunes Media\など)に読み込みたいPDFファイルを置く。
そして、エクスプローラーなどからそのファイルをiTunesのブックフォルダにドロップする(下写真)。
次にiPadをPCに接続して、同期する(下写真)。
すると、iBooksの本棚に、同期したPDFが出現する!(下写真)
よっしゃあ!
■ パラパラめくりできないの? |
さっそく、iBooksでPDFを見てみた(下写真)。
ん? あれ?
これじゃあ、GoodReaderでPDF見てるのと変わらないじゃん(いや、GoodReaderのほうがいろいろ便利)。
例のパラパラめくりは???
そう、何も知らない僕は、iBooksならPDFでもパラパラめくりができると思っていたのだった。さっき、いろいろと調べていたときには、iPadでパラパラめくりしていた動画があったので、てっきりそう思っていたのだ。
実は、Kindleで昨日ゲットした『人間失格』もパラパラめくりができないのだが、これは無料アプリ+無料コンテンツだからだと考えていたのだった(真相は現時点では定かではない(注))。
まあいい。iBooksでもPDFはパラパラめくりできないということが分かった。これで、また一つ利口になった。
※ちなみに「パラパラめくり」とは次のリンク先の動画のようなアニメーション表示のことを言っています。
http://www.youtube.com/watch?v=LnTP4EjsmTg
(注)その後、iPadのKindle無料アプリの設定に「ページめくりのアニメーション」のオン/オフの設定があり、オンにすればパラパラめくりができることが分かった。ただし、いまのところ確認できたのは、英語版の書籍である。(2013/2/12)
■ 次のチャレンジはEPUBだ! |
そういえば、なんかEPUBとかいうのを聞いたことがある。これかHTML5が電子書籍のフォーマットの本命だと誰かがどこかに書いていたようなうっすらとした記憶もある。
自分でWordかなんかで作ったファイルをEPUB形式にできるに違いない。
はたして本当にそうか?
(つづく)
このシリーズは、電子書籍で収入を得たいと考えている筆者が、電子書籍のまったくの初心者からはじめて、電子書籍を売るようになる(予定)までを、ほぼリアルタイムで記述していこうという趣旨のものである。電子書籍の専門家がレクチャーしているものではないので、ところどころ不正確なところはあるが(勘違いは回を追うごとに修正)、筆者自身が実際に試したことを書いている。同じような目的を持った方や、ドキュメンタリーとして楽しみたい方に向けたものだ。また、新しいスキルを習得するための方法論を知りたい方の参考にもなるかもしれない。 |
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