12月4日 人間としての成功~成功者は一握り(#560)
「成功というのは、この自分に与えられた天分を、そのまま完全に生かし切ること」だと、松下幸之助さんは言います。
成功者をうらやむな、自分の道を行け、ということで、私も賛成です。
成功とは、生きている実感、使命を果たしている実感を得ることであり、お金を得ることではない。それは断言できます。
ただ、自分に与えられた天分を見つけ出すことが難しい。
目の前のことに一生懸命取り組めば、そのうち見つかる――という考えも理解できます。が、それが唯一ではないでしょう。いくら取り組んでも見えない人もいます(私がそうでした)。
一生懸命取り組んでいたことは、後に必ず役に立ちます。しかし、それと天分を見つけることはまた違うように思います。
人の役に立つことをしていれば見つかるという人もいますが、その多くは「底の浅い誠実さ」(猪瀬直樹氏の言葉より)に陥るだけで、天分を全うしているようには見えません。
身も蓋もないことを今日の一言とさせていただきます。
今日の一言)自分の天分を見つけられる人のことを成功者といい、それは一握りしかいない。しかし、見つけようと努力するしか成功の道はない。
"一握り"ということに反発があるのなら、自分の天分を自分は全うしているかと人に問う勇気があるかどうかを自問してみてください。
また、成功がいいことかと聞かれればいいことだと答えますが、成功しなければダメなのかと聞かれればそうではないと思います。
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見込み客には会えるのに、なかなか提案や見積に進めない営業マンっていますよね?
ほとんどの場合、初回訪問で持っていく商談ツールに問題があるようです。
まさかとは思いますが、会社から与えられた商品パンフレットなんかで説明してはいないですよね?
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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