12月31日 天馬空を往く~年頭だけでなく毎朝に(#587)
紅白歌合戦の審査員をつとめた後、帰りの飛行機でふと気づくと、午年の元旦早々に、午年の自分を乗せた飛行機が飛んでいる。これは、"天馬空を往く"ということで運がいいぞ!と思った。経済界が不況にあえいでいる中で、実際に会社もうまくいっている――松下幸之助さんは、このような感慨をもらしています。昭和41年のことです。
12月31日。いよいよ最後です。
1月1日から、松下幸之助さんの言葉に僭越にもコメントを続けてきました。
最後の最後にこの逸話をもってきたPHP研究所の意図は、新しい年を迎えるにあたって、今年は運がいいぞ!と思うようにせよ、というものらしい。「自問自答」の欄を見れば、それが分かります。
私は素直に賛成します。
ただ、年頭だけでなく、毎朝続ければもっといいのではないでしょうか?
今日の一言)毎朝、今日は運がいいぞ!と思おう。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向でしたが、無事365日つとめることができました。ありがとうございました。
この企画に関してはいろいろおっしゃる方もいました。特に、森川のやっているビジネスとずれているのではと心配してくださる方が多かったようです。
専門性の高いビジネスをされている方であれば、ブログとビジネスを結びつけるのは当然のことであり、それを否定する気持ちはまったくありません。それどころか私のようなテーマで書くのは、コンピュータ資源の無駄遣いかもしれません。
正直に言うと、私は"作家"として、1年間毎日継続して書く、ということをやってみたかった。また、どんなネタでも何らかのことが書けるということも示したかった。つまり自分のためにやりかっただけなのです。
それで何かいいことがあったかというと、特にありません。自分勝手な動機では何も生まれない。しかし、自信だけはつきました。
こんな自分勝手なものを許してくださってきた読者のみなさまとIT Mediaの関係者に御礼申し上げます。
新年からはタイトルを「妄想のすゝめ」というものに変更し、ビジネスや生活の場でいまもっとも求められている「妄想力」を身につけるために役に立つ記事を書いていく予定です。今までのように毎日書くというスタイルも改めて、もっと密度の高いものを書いていくつもりです。
引き続きよろしくお願いいたします。
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1回の募集人数が少ないこともありますが、常に2回分満席になっています。
平日の昼間に、場所も横浜なのに、です。
求められていることをやっているからと言わせていただいてもいいのかな、と最近思い始めました。
2012年2月29日(水)分の受付をはじめました。