12月14日 傘をさせば濡れないですむ～凡事が一大事（＃570）
ある記者から自社の発展の秘訣を聞かれた松下幸之助さんは、逆に質問をしました。
「あなたは雨が降ったらどうしますか？」
「そりゃあ傘をさします」
そのあたりまえのこと、平凡なことをごく当たり前にやることが、商売・経営のコツだと言うのです。
私は、以前見たハーレー・ダビッドソン ジャパン（HDJ）の代理店向け説明会のことを思い出しました。
もう3年前のことになります。故・水口健次先生と後ろのほうの席で、その説明会を見学していました。200を超える代理店から平均すると2、3名ずつ参加するので、机は200個以上あったと思います。
「森ちゃん、見てみ。机まっすぐ並んでるやろ？」
「そうですね」
「これ、どうやって並べてるか分かるか。なんとたこ糸を張って、それに沿って、縦も横も並べんねん。そこまでせんでええって言うんやけどな」
HDJには、凡事徹底というスローガンがあり、これがそういうことだと水口先生は教えてくださいました。
私はこのとき舌を巻くとともに、「凡事が大事」というよりは、「凡事が一大事」だと思いました。
平凡なことをあたりまえにやると松下さんは言いますが、ここまでではないとしても、あたりまえのレベルがかなり高かったのではないでしょうか。
今日の一言）誰にでもできる平凡なことを徹底的にやるのが最大の成功の秘訣だが、誰にでも可能であるにも関わらず、ほとんどの人には不可能。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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1回の募集人数が少ないこともありますが、常に2回分満席になっています。
平日の昼間に、場所も横浜なのに、です。
求められていることをやっているからと言わせていただいてもいいのかな、と最近思い始めました。
2012年2月29日（水）分の受付をはじめました。