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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

11月22日 外国へ行く資格~英語力などと言わないのがさすが(#548)

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外国へ行ったり、外国人と交際したりする前には、自国のことをよく知らなければいけない、と松下幸之助さんは言います。

英語力などと言わないところがさすがです。

私は英語ができる人をうらやましいとは思っています。否定するつもりはないのです。

ただ、リテラシーなので、ゴルフがうまいとか、料理が上手ということと同じだと思っています。

もちろん留学する人には必須でしょう。勉強しに行くんだから。外交官もその国の言葉ができないのでは話にならない。

しかし、ビジネスでいえば、大企業の特派員以外には、それほど必要ないなあと思います。

英語ができないと海外で活躍できないと思いがちですが、私の20年足らずの会社員経験で申し上げると、会社が海外に社員を派遣する際に、まず重視するのは仕事の能力、次に海外で働きたいという熱意、その次が英語力です。

仕事の能力と熱意で甲乙つけがたいなら、じゃあ英語がんばってたA君にしようかという程度のものです。

というのは、どんなに英語ができないと言い張る社員でも、一度行けば不自由はなくなるようだからです。それに、英語圏ならまだしも、中国やアラブだと、本当のビジネス交渉は通訳なしでは無理ですし。

語学力は一つのリテラシであり、あるに越したことはない。しかし、海外へ行く必須の資格ではない。

松下さんの言う通り、自国のこと、特に禅だとか京都だとか天皇制だとかに詳しいほうが、語学力のある人より海外では尊敬されるということは、想像に難くない。

英会話学校の宣伝に惑わされることなかれ。

英語力がなくても海外に単身飛び込んで成功した人はたくさんいますし、英語力がないので日本で成功してから通訳をやとって海外に出て行く人もいます。

英語のできない人間の言い訳と思って貰って構いません。しかし、私には素質がないのに一生懸命貴重な時間を使って英語を勉強する理由がよく分からないのです。それより先に身につけるべき能力がたくさんあるのでは?

このことについて納得のいく説明を私はまだ受けたことがありません。英語が趣味というなら、それは理解できるんですが・・・。

今日の一言)外国へ行く資格は語学力ではなく、日本人力。

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見込み客には会えるのに、なかなか提案や見積に進めない営業マンっていますよね?

ほとんどの場合、初回訪問で持っていく商談ツールに問題があるようです。

まさかとは思いますが、会社から与えられた商品パンフレットなんかで説明してはいないですよね?

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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