10月11日 景気~やっぱり腹八分だよなあ(#506)
前回では、景気を左右するほどの気概を持てとの話でしたが、今回は景気が循環するのは人間の本質と、松下幸之助さんは言っております。
このような一見矛盾するかのようなことを言うのが、偉人の特質でして、我々凡人はどちらの意見からも教訓を引き出すことを考えねばなりません。
こういうのを弁証法的思考と言います。ここでは弁証法については深く立ち入らず(立ち入れず?)、矛盾することをスパイラルに上昇する形で受け入れていくことが弁証法的思考、ぐらいの説明にとどめておきます。
松下さんの説明はとてもおもしろい。
景気がいいと人間腹がふくれてきていらなくなる。それでだんだん不景気になってくる。ところがしばらくすると腹が減るので、今度は何でも食べるようになってくる。そうすると好景気になる。
だとすれば賢い人のやることは、常に腹八分に保つことだと言う。つまり、好景気で調子に乗らずため込み、不景気に備えておく。
いつの間にか買い手の立場から売り手の立場に変わっていますが、そういうことはあまり気にしないことです。
私などは、典型的な愚か者で、調子がいいとどんどん仕事を獲ってしまいます。それで、仕事自体がいやになり、どんどん仕事がなくなります。仕方がないので、また一から新しいことをはじめては、同じようなことを繰り返す・・・。
やっぱり腹八分が健康にも、経営にも一番なんだなあ・・・。
今日の一言)好調なときに調子に乗らずにいることが、大きな不調を招かないコツである。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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