6月8日 経費~社長室の豪華な会社とは付き合うな(#381)
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そうなんですよね。会社が利益を出そうと思ったら、経費というのは爪に火を灯すぐらいの気持ちで節約しなければなりません。
松下幸之助さんはもちろん、稲盛和夫さんも同じようなことを言われています。
ただし、松下さんと稲盛さんでは、若干考え方が違うようです。
松下さんは、1円でも安いものを提供するために経費を削ろうと書いています。これは、煎じ詰めれば、コストが価格に乗ってくるという考え方です。
稲盛さんは、「値付けは経営」といい、お客様がぎりぎり買ってくださる値段を、経営者が見極めて決定しなければならない。価格は価値で決まり、コストは減らせば減らしただけ利益になるという考え方です。
コストに関するベクトルの向きが、どうも逆のように感じます(本質は一緒なのかもしれませんが)。
とはいえ、いずれにしろ、コストは節約すればするほどいいわけで、私などには耳の痛い話です。
『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』という本を読んだのですが、凡庸な企業から偉大な企業になった会社は、おしなべて社長室や役員室などは質素なんだそうです。
訪問してみて、社長室があまりに豪華な会社とは、長いお付き合いは考えないほうがいいかもしれませんね。
今日の一言)無駄な経費を使っている会社は長続きしないので、取引の優先順位を低くせよ。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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