6月24日 競争のための競争~公的と感じるところにヒントあり?(#397)
松下幸之助さんは、資本は公のものであり、決して私的なものではない。したがって、資本力にものを言わせて、損をしてまで競争に打ち勝とうとするのは、有害である、と説いています。
ところで、資本というのは公的なものなのでしょうか?
たしかに、いろいろな人から集めて運用させていただいているという意味では公的なものですが、出してくださっている方々(つまり株主や投資家)にとっては、あくまで私的な資金なのでは、という疑問がわきます。
株主や投資家のほとんどが法人だと言われればそうなのですが、私企業という限りは、私的な資金のはずです。少なくとも根っこでは、私有財産と紐づくはずです。
これを公的と考えるのは、どういう考え方なのでしょうか?
実は、私にはよく分からないのです。
たとえば同じ資本主義といっても、アメリカとヨーロッパと日本では違うように思います。
アメリカでは、資本が公的なものという考えが、日本よりは薄いように感じます(あくまで私が感じるだけですが)。
ヨーロッパでは、もっと公的にとらえているような感じがします(これも同様に私が感じるだけですし、国によっても違うでしょう)。
日本国内では、松下さんとそれ以外では温度差があるように思います。
ただ、資本を公的なものと考えて、行動を律するという考えの中に、今後の日本をよくするためのヒントがあるように思います。
限りなく公的な企業なのに、自分たちのことしか考えられないような会社があることを、私は毎日見聞しています。また、明らかに公職であるのに自分の意地でしがみついているようにしか見えない人もいます。
ますます、公的にとらえることの大事さを思う次第です。
今日の一言)ビジネスを公的なものと考えることで、それをよくするヒントが得られる。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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