6月13日 適格~いやなら辞めろと言いたいが・・・(#386)
松下幸之助さんは、部下のことにしろ自分自身のことにしろ、適格であるか否かの判断は、私情にとらわれない適正なものでないといけないと言っています。さらに部署をかわることで、そこで活躍する人もいるとも言っています。
私は、組織で働く人間としてもっとも不適格なのは、その組織の悪口を外で言う人だと思います。
とはいえ、日本人はこういうことが好きでして、組織の悪口はおろか、平気で国(政府という意味ではありません)や自国民の悪口を言います。
なので、ある程度しかたがないことと思うのですが、それをたとえばSNSなどで書くのは、やっぱり見苦しいと思います。自分が自立していないことを人に知らしめているだけに見えるからです。
※でも、見ていて面白いのは、最近はあまりそういうことに同調する人も少ないようですね。
私にはブラック会社の定義はよく分からないのですが、法に触れるようなことを強制される会社以外であれば、どんなにひどく見える経営陣や上司であっても、言っていることに何らかの意味があるはずで、その意味をもっと前向きに捉えたほうが人生幸せになるように思えてなりません。
私自身は、前向きになりきれず、結果会社を辞めて独立しましたが、これを他人に勧める気にはなれません。
結局のところ、人の言うことを多少は素直に前向きに聞けるようになるまでは、一時的にせいせいしても、幸せには程遠い状態だったからです。
なので、そんなに自分のいる組織が気に入らないなら辞めてしまえと言いたいのですが、言い切れない自分もいます。
今日の一言)自立心と素直さがないと、なかなか幸福はやってこない。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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