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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

6月10日 社会の公器~儲からないのは必要がないか他にあるからという冷徹な事実(#383)

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松下幸之助さんは、企業は個人のものではなく社会のものである、といいます。社会が必要とするから成り立つというのです。

法人でも、個人事業でもそれは一緒だといいます。

となると、あなたのやっているビジネスが儲からないのは、社会からあまり必要とされていないか、他に替わりがあるからかどちらかということになります。

この冷徹な事実を受け入れられるかどうかが第一歩です。

必要とされていないといっても、将来性がないというケースもあれば、まだ社会に認知されていないだけというケースもあります。

他に替わりがあるといっても、見方を変えると世界に一つしかないものになるかもしれないし、領域の絞り方や得意分野への集中を行えば世界一になれるかもしれません。

「世界一」という言葉を使うとひく人もいるかもしれませんが、これはある意味なんでもいいのです。

たとえば、ウェルズ・ファーゴという銀行があります。世界一といってもいい収益性の高さを誇る銀行なのですが、以前はシティ・コープに追従しようとして、結局低迷していました。それが、アメリカ西海岸に絞って、ビジネスとしての銀行ということで(まあ、銀行なのに当たり前の会社になろうとしたということです)世界一になろうとしたら、本当に世界一の収益性を達成してしまった。

なので、浦和の人たちからは世界一のラーメン屋と言ってもらえるとか、自分の担当したクラスの生徒からは世界一の先生と慕われるとか、こういった目標で構わないのです。

ただし、実現可能性があり、またお金も稼げるものでなければなりません。

今日の一言)何でもいい。世界一を目標にすることで、あなたの替わりはいなくなる。

 

 

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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