5月14日 コツを体得する~この言葉にはしびれた(#356)
»
拭き掃除にだって、雑巾の絞り加減というコツがある。ましてや仕事においてをや、と松下幸之助さんは言います。
私がしびれた言葉は、
苦労であっても、それをやらなければ一人前になれないのだということを、青少年のあいだから、常に先輩に聞かされていますと、それは苦痛でなくなってくるのです。それは希望に変わるのです。
(『松下幸之助 成功の金言365』、太字筆者)
私は心の弱い人間で、一時期は神経症で会社を休んだりもしましたが、それでもなんとか17年半、同じ会社で仕事ができたのは、入社すぐにこのことを教わったからだと思います。
たしかに、理不尽とも思える苦労に耐えた経験は私をどこかで支えてくれました。耐えたという記憶が希望に変わったのだと思います。
逆に私が精神的に弱くなったのは、あるプロジェクトで一度逃げることに成功したからだと、いま改めて思い出した次第です。
今日の一言)新入社員には、苦労しなければ一人前になれないことを本気で伝えよう。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
--
SpecialPR