4月28日 心の豊かさ～なるほど心が貧しかったのか・・・（＃340）
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松下幸之助さんが、まだ人力車がタクシー代わりだった頃の思い出話をしています。
ある車夫が、ある客が15銭の車代を祝儀のつもりで20銭払ったのを頑として断ったという話です。そして後日、その車夫はたいへん成功したとのこと。
自分が高い価値を提供しているから高い価格を取らないといけない。そういう方向にこだわる人がいます。それはそれで立派だと私は思います。
一方で、人が高い料金を取っているのに自分は取れないから価値がないと嘆く人がいます。私もそういう時期がありました。しかし、これはどうかと思います。
過去の私も含めて、価格が価値だと思い込んでいる人間は、不相応な価格を提示されると飛びつきがちです。結果として信用を失うことになります。
価格は価値というよりも信用の積み重ねで決まってくるもの。そこをわきまえていたから、この車夫は成功したのかもしれません。
今日の一言）価格は価値ではなく、信用の積み重ねで決まる。最大の信用がブランド価値だ。
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