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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

3月28日 中庸~それを求めるのは一生続くこと(#309)

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「要はほどほど、当たり前のことを当たり前に行えばよいわけで、これが自然の理にかなった、最も健全にして健康な姿」だと松下幸之助さんは言います。

そして、「自然の理」も「ほどほど」もあいまいに思えるが、この筋道を、身をもって極めていくのが、本当の学問であり、人間の道であると言います。

私は、最近「健全な良識」という言葉をよく使いますが、これとまったく同じことです。

「健全な良識」などというと、じゃあ、その基準を示せとか、世の中にはいろいろな考え方があるんだという意見も出てくるでしょう。

基準を示すのは、基本的に無理です。一生かけて求めていくものですから。

そういうことを言う人に限って、逆に「あるべき姿」を求めてがんばろうなどということを言ったりもします。

私は、「あるべき姿」という考え方は危険だと、最近思うようになりました。

こちらに詳しく書きました。

▼我々が悩むのは19世紀のままだから?
http://www.itbt.biz/mailmag/000082.html

ほどほど、当たり前がよいのです。

今日の一言)ほどほどに当たり前ということを、一生考え続けよう。

『松下幸之助 成功の金言 365』を毎日1ページずつ読みながら、書いております。

3月24日までは、同書の「自問自答」という欄に対して自分なりの回答をするという趣向で書いていたのですが、本当に本文を読んでいるの?という「自問自答」が多いので、3月25日からはやめて、松下幸之助さんの言葉に直接向き合うことにしました。

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その上で、これを読むといいと思います。

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