2月12日 体当たり~その通り、だが悩んでいるときには通じない(#265)
自問自答) 困難を選び、困難を喜ぶ勇気をどこかに置き去りにしていなかったか。
成功した人たちは、「普通の人なら、その困難に打ち負かされて自殺するようなところを、むしろ反対に喜び勇んでその困難に体当たりしている」と松下幸之助さんは言います。
しかしながら、実際に悩み、それこそ自殺したいような気持ちになっている人に、この言葉はいっさい効果がないことを私はよく知っています。
私自身が、1999年36歳のときに、仕事の悩みから神経症になり、2ヶ月会社を休んだ経験があるからです。そのときにこんなことを言われても、耳をふさいでその場から逃げ出したことでしょう。
それ以前から私はネガティブな思考をする人間でしたが、それ以降は、ネガティブな思考をすることさえ恐れる人間になりました。
ポジティブになったということではありません。神経症の苦しみを思い出すと、ネガティブな思考自体が怖い。なので、そうなる前に「逃げる」ということを繰り返しました。
そして、ようやく分かったのが、結局は気の持ちようだということでした。
逃げ続けているうちにどん底を迎えた私は、開き直って、困難な状況を笑い飛ばしてみました。
こんな風になれたのも、ここ1、2年ぐらいのことなのです。
だから、困難を選び、困難を喜べなくても悲観しないでください。ただ、最後の答えはこれしかないことを頭の隅に入れておいてください。
今日の一言)困難に負けても、自分を嫌いになるな。だが、困難を喜ぶことが一番楽なことだというのは覚えておこう。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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