1月8日 大志と"足もと"~前ばかり見てるとこけちゃいます(#230)
自問自答)抱いた大志は大切にしたい。でも、きょう一日の自分の"足もと"も大切にしなければ......。
志の大きさが成功の大きさだ、などと昨日書いたばかりですが、いきなりハシゴを外されてしまいました。
約五十年たって考えてみますと、大志を抱いて仕事をして成功したということはいえないけれども、その日その日というものを、まじめにやってきたということによって、大志をもって仕事に取り組んだのと同じような成果をあげてきたのではないかという感じがします。
これだから、先を読まないで書くというのはスリリングです。今後もこういうことが多々あるだろうと考えるだけでワクワクします。変態でしょうか?(笑)
1月5日から、夢とか志とかの話になっているのに、松下さんご自身の大きな志が具体的に示されていなかったので、あまり先走るとまずいかなあという予感はしていたのです。しかし、ここまで見事にハシゴを外されるとは思っていませんでした(いや、明日になると、しゃらっとして大志が語られているかもしれません・・・)。
とはいえ、大事なことは、毎日毎日あきらめずに継続することだ、ということは変わっていません。
継続するためには、多くの人は夢や大志や理念など、理由が必要になります。
松下さんの場合は、夢を持つのが趣味とあった(1月5日)ので、つらくなったら楽しい空想をすることで、ご自分を奮い立たせたのかもしれません。
大志を抱くのはいいが、"足もと"――毎日の積み重ね――を意識しないために、途中で転んでしまう人が多い。
松下さんが強調したかったのは、どうもこの部分だという気がします。
今日の一言)前ばかり見ていると転びやすい。日に一度は足もとも確認しよう。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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