肝心なことは、人に変わってほしいと思う気持ちは、見透かされるということ(#204)
変わってほしいと思う気持ちを捨てて、まずは認めることから始める。
前回の記事は、短い中にイイタイコトがたくさんあったので、混乱させてしまったかもしれません。
主旨は、誰もがリーダーであれという考えを私は持っていたが、それはたぶん間違いだったということです。リーダーというのは、なりたい人がなるものだと考えるようになりました。
前回の記事が混乱を招いたとすれば、もう一つ深いところでイイタイコトがあって、それが一部表面に出てきてしまったからでしょう。
それが、今回冒頭に書いた「変わってほしいと思う気持ちを捨てる」ということです。
私は、役職や肩書きとは関係なく、自ら問題解決のリーダーシップを取り、自分だけの分野を切り拓いていくことが幸せにつながると考えています。実際、私や私の仲間もそうやって幸せを見つけてきました。
そこまでを伝えるのはいい。
よくないのは、それが正しいから、あなたたちもそのように変わってほしいと伝えること。
言葉に出さなくても、そのような期待があることは敏感に伝わります。
私は、変わってほしいと思う気持ちを積極的に捨てたほうがいいと思うようになりました。
それよりも、まずは、ありのままでいいと認める。ひたすらその気持ちを持つように務める。
松下幸之助さんが、リーダーには「素直な心」が必要だとおしゃっていましたが、素直とは、まずは相手をひたすら受け入れることではないかと思うのです。
この記事は、ある経営者を励まそうとほぼ毎日送っていたメールを、本人の承諾をいただきブログ化したものです。 今もその方に送ることを想定していますが、書きながら自分にも言い聞かせています。ですので、自分の意見とは違うという方も多数おられるでしょうが、考えるきっかけにしていただければ幸いです。
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