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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

まあ正直に言うと、いまちょっとしんどいんですわ。戻ってくるまでひたらすら低空飛行で粘ります(#196)

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モチベーションは必ず戻ってくる。

私は、1999年の10月から12月の2ヶ月間、神経症で会社を休みました。

また2007年には、心身症と称して、額を聞けばびっくりするぐらいの報酬を、週4日9時5時で勤務すれば払ってくれた顧問先を辞めました。

そのほかに途中で投げ出したプロジェクトは数知れずの本当に心の弱い人間です。

心の強さ・弱さは先天的な要素、あるいは幼年期の育てられ方などに依存する部分が多いのではないでしょうか?

333営業塾の吉見範一塾長などは心が強く、私のように途中でいやになったり、落ち込んだりすることがまるでないようです。

私は、逆でちょっとしたことですぐに落ち込みます。

そんな私でも、独立・起業してからは投げ出さずになんとか落ち込みをコントロールしています。

何の保障もないので、そうせざるを得ないという面もありますが、苦労が多かったのでそれなりに自分との付き合い方も分かってきました。

今回は、私同様心の弱い人のために書きます。

吉見塾長同様の人は、部下や同僚に心の弱い人がいるかもしれません。そういう人が何で苦しんでいるのか知る参考になれば幸いです。

●感情がコントロールできない苦しさ

神経症になったことがありますか?

自称ノイローゼの人は多いのですが、ほんものの神経症はけっこう辛いものです。

次から次へと負の感情が湧いてくるのですが、それが、ほとんどコントロールできない。

自我はあるので、あまりみっともないことは抑制されるのですが、私はグループリーダーなのに、グループ会議で泣き出してしまって、これはもうダメだと思って、神経科に行きました。

一人で車を運転しているときなんか大変です。

ご存知のとおり、車の運転はストレスが多い。渋滞でイライラ、割り込まれてイライラ、信号が目の前で変わるとイライラ、遅い車が前を走っているとイライラ。

人目がないので抑制が効かない。思ったままを叫んでしまう。それが自制できないんです。

犬の散歩をしていて、みんな振り向かない。あたりまえのことなのに、こんなにかわいい犬に関心を持たないなんて、世の中はなんてすさんでいるんだろうと悲しくてしかたなくなり、帰宅してから泣き出してしまう。

私の場合は、鎮静剤を飲むほどではなかったのですが、それが必要な人も数多くいます。

一応薬は処方されていました。これが劇的に心が晴れるというようなものではなく、飲まないともっとひどくなるんじゃないかという不安があるので、飲んでいたという感じです。

なので、おかげさまで薬から離れるのは、早かったように思います。劇的に心が安定するようなものだったら、中毒になっていたでしょう。

●あれがどん底だったと思うが・・・

1999年後半から2000年にかけての私は、こんな状態でした。20世紀の終わりを神経症で過ごしたと思うとサイアクです。

まあ、あれがどん底だったようで、5年以上神経科には行っていませんし、今後も神経症ということであれば行かないで済むと思います。

神経症になる前になんとかする方法を覚えたからです。ということは裏を返せば、神経症一歩手前になることは何度もあったということです。

先週からここ数日までも、そんな感じでした。

●前向きな習慣を持つことがまず必要

私のような神経症体質の人間は、まずは習慣を持つことをお薦めします。

いちばんいいのは日記でしょう。たとえ1行でもいい。日にちと体重と天気だけでもいい。

日記をつけることを習慣にする。

日記に、自分に言い聞かせるために、元気の出る短い言葉を書けば、もっといい。というより、これがベスト。

私などは、自分に言い聞かせるためだけに、このブログをやっています。

※といいながら、昨日サボってます・・・

このブログぐらいになるとちょっと大変ですが、日記なら1日3分でできます。これを続けてみてください。

いま苦しんでいる人には難しいでしょう。覚えておいて、調子のいい日にはじめてください。

●習慣に「すがる」

習慣ができれば、かなり強くなれます。

どんなに自分のことをダメだと思っても、

  「今日もやれた」

ということに、すがってください。

やれているうちは大丈夫。また、楽しくもなってきます。やらないと気持ち悪くもなるでしょう。

なお、言わなくても分かると思いますが、いわゆる悪習慣にすがってはいけません。

●習慣はバロメータ

しかし、落ち込んでくると、一日たった数分の習慣でも続けるのが億劫になります。

これが、実は大事。

こういうときは、自分はヤバくなりはじめているということです。それに気づいてください。

このようなときに自分を責めない。習慣は中断してもいいですが、元気になったら必ず再開しましょう。

これが、どん底にまで至らないコツです。

●ヤバいと気づいたら

このままほっておくとどん底に落ちるかもしれない。

そういうときに必要なのが、元気を取り戻すアイテムです。

本でもDVDでもいい。小説でも伝記でもエッセイでもいい。スピリチュアルな本でもいい。

何か一つ、用意しておいてください。自分を許せるようになるものがいいと思います。

こういうときにだけ、それをまた見る。ふだんは忘れておく(そうでないと効果が薄くなります)。

それでたいていは元気になります。

しかし、それでもダメなときもあります。

そういうときは、無理をしなくていい。布団をかぶってしまってください。

そして、これだけは信じてください。

必ず、モチベーションは戻ってくると。

何度もモチベーションを失っては、戻ってきている私が断言します。

モチベーションは戻ってきます。それまでひたすら待ちましょう。

●ここまで書いたことが信じられないのであれば

ここまで書いてきたことが信じられない状態であれば、これはかなり危険です。

そのようなときは、迷わず専門家を訪れてください。

ただし、精神家医でも、カウンセラーでも、相性は極めて重要です。

飛び込みで行ってはいけません。必ず誰かに紹介してもらいましょう。

紹介されると、こちらから合わそうという気持ちが湧くので、治療がうまくいくことが多いようです。

それでもダメなら、専門家に対して、率直に相性が悪そうだと相談してください。治療の方針を変えるか、別の専門家を紹介してくれるでしょう。

なお、私は「患者」側のプロ(?)ではありますが、治療側のプロではありません。また、鬱病については体験がないので、なんとも言えません。その辺は差し引いた上で、参考にしていただければと思います。

※本日の内容は、333営業塾公式メルマガとほぼ同じです。

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