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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

人生においてもっとも重要と思える「ありきたりな」言葉~『7つの習慣』【3】(#121)

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自分の身に何が起こるかではなく、それにどう反応するかが重要なのだ。(S・R・コヴィー)

●解説

『7つの習慣』の「第一の習慣 主体性を発揮する」を読みました。

その中で、一番重要だと思ったのが、冒頭の言葉です。

ありきたりに聞こえる人もいるかもしれません。ただ、そのような人は本当のどん底を味わったことがないのかもしれません。

8月3日の記事に、友人のI社長のことを書きました。

▼きっかけは所ジョージのひとこと?~自分で決められるのだから
http://blogs.bizmakoto.jp/toppakoh/entry/741.html 

冒頭の言葉はこうでした。

楽しいも苦しいも、面白いもつまらないも、やりたいもやりたくないも、全部自分で決められる。

I社長は、常時会社に億単位の借金を抱えています。

私が最初に話を伺った2007年には不運続きで、その年に借金が膨らみました。そのまま返済のリスケ、リスケできています。

所属する運送業界は、構造的な不況であり、業績が飛躍的によくなる目はありません。

リーマンショック以来さらに厳しくなっています。

しかし、I社長はあきらめない。会社をつぶす気もない。打てる手をすべて打って、しぶとく生き残っています。今後もそうしていくのでしょう。

私だったらとても耐えられない状況です。クビをくくっているかもしれません。

I社長は、なぜこの状況に耐えられるのか? それが私の素朴かつ最重要の疑問でした。

その答えが、さきほどの「楽しいも苦しいも、面白いもつまらないも、やりたいもやりたくないも、全部自分で決められる」自由があるということだったのです。

「自分の身に何が起こるかではなく、それにどう反応するかが重要なのだ」――まさにこれを地で行く人生です。

そして、I社長は、本当に楽しそうに生きています。

●裏解説

『7つの習慣』の意味のあるまとまり――7つの習慣の1つ1つ――から、たったひとことだけ言葉を選ぶ。

このことが、これほど難しい作業だとは思ってもみませんでした。

他にも一つの記事が書ける言葉が、10も20も出てきます。

驚きの本です。

日本だけでも130万部を超え、全世界で1500万部(本の帯による、キャンペーンでは2000万部)以上を売り上げている理由が分かります。

『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーが来日するということで、キャンペーンをしています。

http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1008/20/news059.html

ブログで紹介してくれるなら、一冊進呈するということで、一昨日より『7つの習慣』の読書録を書いている次第です。

次回は、「第二の習慣 目的を持って始める」からです。お楽しみに。

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BKC.jpg← ある意味『7つの習慣』の実践コミュニティかもしれません。 


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