海外に行くということ
戦場カメラマンという言葉で有名な、渡部陽一さんがポッドキャスト「ラジオ版学問ノススメ」に出演されています。このポッドキャストは、色々な分野のプロフェッショナルな方々が登場され、興味深いお話をされるので好きなのですが、今回は渡部陽一さんということで、どういうお話をされるのか楽しみにしていました。
れいの独特の口調が気になりますが(笑)、言葉の一つひとつが説得力があり、また大きな目線でお話をされているので、1時間があっという間でした。その中で、硝煙の向こうの世界 ~渡部陽一が見た紛争地域~
という本のお話をされています。この本は、特に高校生に読んでほしいということなんですね。日本の未来を生きていく高校生たちに読んでほしい、と。
僕は20代の頃、一年のうち250日とか、300日とかを海外で過ごしていました。中国、アメリカ、中米、南米、東南アジア諸国。そういう出張から帰ってきて、(当時は大阪の伊丹空港)空港からリムジンバスに乗ると、外にはブンブンいわせた暴走族っぽい車が走っていたり。当時の僕は、そんなところに使うお金があるのなら(※大抵の改造車は、安くても100万程度、高いものでは300万以上をつぎ込まれていました)、少し減らして海外を見てくればいいのに、と思っていたことを思い出しました。それは、アメリカでもいいし、東南アジアでもいいから。
海外に出ると、いろいろと見えるものが変わると思っています。日本を客観視できるようになったり、また日本の良さを再認識できたり。また、日本にいたときに入ってきていた情報は、意外と偏ったものであることがわかったり。
海外と言っても大袈裟に考える必要はないと思っています。初めて行くのであれば、グアムで海に入ってくるとかでもいいでしょうし、ソウルで焼肉食べてくる、でもいいと思います。でも、できるだけ自分が興味を持てる地域がいいでしょうね。僕は中国史に興味があったので、ラストエンペラーの舞台である北京に行ったときは感慨深かったですし、秦の始皇帝の西安に行ったときも、その雄大さに感動したことを覚えています。
今の上海を見に行くだけでも、価値があるのかも知れませんね。特に浦東地区。
日本を一歩出る。そういうことって、できるだけ若いうちにやっておくことがいい、と感じた週末です。