「嫌われる」という強迫観念からスタートしてはいけない
年始早々、あまりよい漢字が並んでいないタイトルで申し訳ありません。ちょっとした文章を読んで感じたことです。
最近は、部下に嫌われることをおそれる管理職の方が増えていると聞いたことがあります。特に、360度評価なるものが導入されている企業では、その傾向が強いそうです。部下から報復評価をされることを恐れて叱れない、ということもあったり。
管理職のケースもさることながら、若い人の中には、せっかく新しいことをやろうとしていても、「嫌われること」が最初に来てしまって、新しい一歩に踏み出せない人。あるいは、新しい一歩を踏み出すにあたり、周りの意見は「嫌っている」と決め込んでしまい、せっかくのアドバイスにも耳を貸せない人、などがいるようです。なんか、(僕が読んだ文章はこちら)もったいないな、と。
これって、いわゆる「頑固者」でしょうか。だとすると、大変もったいない話である気がします。自分が頑なになってしまっているがゆえに、せっかくのアドバイスを耳にしていても頭に入ってこない。また、嫌われることが前提なので、周りが親身になってくれている意見だとしても、聞き入れる術を知らない。
もちろん、周りの言い方にも問題があるかも知れません。ただ、「周りが悪い」「他人が悪い」を言い始めても、何も良くなるはずがないですよね。他人を変えることはできませんから。その人も頑固者かも知れませんしね。
我々ビジネスパーソンは、時に周りの反対を押し切って行動しなくてはならない場合もあります。ただ、その時に、周りが「意見」を言っているのか、それとも「批判」なのか、あるいは「評論」なのか、はたまた「やっかみ」なのか、を見極めることって大切ですよね。そして、それを見極めるには、自分がニュートラルであることが大切だと思います。自分の頭の中が、どこかに偏っていると、当然入ってくる意見やアドバイスは、その偏りのフィルターを通ってきます。
年初めらしからぬエントリーになってしまったかも知れませんが、自分自身も肝に銘じておきたいことだと思い、書かせていただいた次第です。