紹介者の顔をつぶさない、ということ
学生でも同じことかも知れませんが、社会において、何かお願いして人や企業をご紹介いただくことがあります。その逆に、ご紹介したい場合もありますよね。前にも書いたことがあるのですが、僕はあまり積極的には紹介していません。
例えば僕は、坂本さんと親しくさせていただいていますが、何かを坂本さんに売り込みたい方がいたとして「坂本さんを紹介してください」と言われても、すぐにはご紹介しないんです。何を売り込みたいのか、それは坂本さんにとってメリットが感じられそうか、といったことを考え、それでもご紹介してみたい人であればご紹介します。もし、坂本さんにとって迷惑そうであればお断りします。
これを坂本さんの立場から見てみましょう。僕がご紹介する以上、絶対要らないし、会うだけ時間の無駄だと思ったとしても、僕の顔を立てて会っていただけると思います。しかし、結果的には時間の無駄であったり、場合によっては不愉快な思いをしてしまうかも知れません。これでは、次回僕がご紹介したい人がいたとしても、坂本さんは「ああ、また大木さんの紹介か(ため息)」となってしまいかねませんよね。これではフェアではありませんし、ご迷惑をおかけするだけです。
もちろん、これだけ配慮しても結果的にご紹介しないほうがよかった、なんてこともあり得る話ですが、配慮しないよりはマシだろう、と思っている次第。これだけ配慮したつもりでも、過去にご迷惑をおかけすることがありました。
さらに、紹介された方の立場で考えると、頼み込んで紹介してもらったのですから、紹介者の顔をつぶさないように、と考えるのが普通ですよね。例えば僕は、このオルタナティブブログに、松尾さんのご紹介で参加したとしましょう。松尾さんは紹介者責任を感じながらご紹介いただくわけですから、こちらも恥をかかせないように、と考えるわけです。これは何年経っても、です。(あくまで僕の場合、です)
仕事はもちろん、プライベートでもそうですよね。ご紹介者の顔をつぶしそうになるようなら、はじめからお断りする。これは、紹介したほうも、されたほうも、でしょうね。
今朝、オルタナティブブロガーの数名でスタートした、永井さん主催の朝カフェ次世代研究会を開催しながら、ふと感じたことです。オルタナティブブロガーは、仲良くお付き合いできる方が多いですし、お仕事をご一緒している方もいらっしゃいます。こういう関係を上手に保つためにも、こういった配慮を続けないといけないな、と肝に銘じた今日この頃です。