2012年のテレビはどうなるのだろうか
あけましておめでとうございます。
2012年はオリンピックの年。今年のオリンピックは、野球はありませんが女子サッカーを含め、期待できるスポーツも多いですね。オリンピックをテレビで見ようと期待されている方も多いことと思います。
さて、普段はあまりテレビを見ない僕ですが、大晦日は紅白歌合戦を見ていました。一方で、番組欄を見ると、裏番組も頑張っていたようですね。ツイッターのTLでも、裏番組も情報が多く流れていました。もう、国民すべてが紅白歌合戦を見る時代ではないようです。
一夜明けて元旦の番組。申し訳ないのですが、もう本当に見たい番組がないのですよね。何を持って面白いというかは、もちろん人によって受けとめ方が違うわけですが、少なくとも僕は見たいものがありません。
この状態は、昨日、今日始まった話ではなく、すでに数年前から見え始めていた傾向ですよね。広告だけできたビジネスモデルも崩壊しつつあります。我々としても、広告モデルではなく、有償だと言われるのであれば、どう考えるでしょうか。どういう番組を見てみたいと考えるでしょうか。
これに近いのが、メールマガジンの有償化かも知れませんね。堀江貴文さん(ホリエモン)のメールマガジン(月額840円)が有名なところですが、津田大介さんも(月額630円)有償配信されています。それ以外では、藤沢久美さんが「社長Talk」というポッドキャスト(月額525円)を配信されていますが、それ以外にも有償音声ポッドキャストはいくつかあり、人気になっているものも少なくありません。つまり、有償だから見ない、読まない、というのではなく、有償でも「見たい、読みたい、情報として得たい」と考えるものであれば、成立するわけですよね。
さて、テレビに戻ってみると、我々が有償でも見たい番組はどれくらいあるのでしょうか。これは、情報番組だからいい、バラエティだからダメ、というものでもないと思います。バラエティでも人気があれば見る方がいらっしゃるでしょうし、情報番組でも人気がないかも知れません。そういう分類ではなく、有償化して成立するか否か、ですよね。
iPhoneのAppStoreのブック(電子書籍)で、アダルト系のブックが上位を占めている時期がありましたが、いっときだけでした。現在はそういうブックもある一方で、ビジネス系のブックが多く見受けられます。これがニーズなんでしょうね。
話が拡散しましたが、今年、そしてこれからのテレビ番組、テレビで放映されるコンテンツはどうなっていくのでしょうか。いつまでも無料だけでは持たないようには思います。そして、こういうビジネスモデルの変化は、テレビだけではないと考えています。変化に対応できる。これが、これからの課題であると認識しつつ、2012年を走り抜けたいと思います。