教育者を育成するのって、難しいよな
ProjectKさんが「少人数教育」というエントリーを書かれていたのを拝読して、感じたことです。
ここに書かれている学校のみならず、大学、大学院、専門学校がこぞって、その筋の有名人やビジネスマンを講師、教授などで迎えることが増えています。たしかに、ビジネスの経験のない先生からビジネス的な話を聴いてもピンと来ない。そりゃそうです。
なのですが、一方でその迎えた人が教育者として適任かどうか、というのも難しいところだと思います。ビジネスの世界においても、自分が出来る=教えることが出来る、ではないのと同じですよね。いや、もっと高いレベルが必要になるでしょうね。
例えば、専門学校だから専門的なことを教えればそれでいい、というものでもないように思います。これは、大学でも、大学院でも同じだと思うんですよね。特に、社会で直接役立つことを教える場合は、教える側のスキルというよりも、リテラシーが求められるように思います。
社会で役立つスキルと共に、振る舞いとか、心構えといったところでしょうか。behaviorですね。
また、例えばITを教えるのであれば、JavaやDBといったものばかりでなく、ブログとかTwitterやSNSというものについても教えることが出来ると良いな、と思うわけです。会社人におけるブログの位置づけとかいったものですね。遊びのダダ漏れは良いけれど、仕事のダダ漏れはダメなんだ、なぜなら、といった具合です。
こういう教育者を育成するのって、大変なんでしょうね。きっと行政がやってくれるわけではなさそうだし。
「教育者でもないのに理想ばかり言いやがって」と思われるかも知れませんが、少し前から感じていたことなので、書いてみました。