子供に【早く】伝えたいマネジメント力(4)
リーダーシップを実現するKKD
「KKDではダメ」というコトバを聞いたことはありますか?
KKDは「経験」「勘」「度胸」です。
ここで言っているKKDはほぼイコール、「闇雲に」とか「根拠なく強気に」「無鉄砲な」という意味で使われているようです。
しかしあえて反論させていただこうと思います。
その経験は成功の経験が含まれているか?
経験そのものについて失敗、成功いずれにしてもよく分析したか?
失敗の経験ばかりである上に、その失敗の要因をしっかりと分析もしていない経験で良いはずはありません。
まずは成功の経験をベースに考えるべきだと思いますが、失敗の経験でも、しっかりと分析し、対応策がある、あるいは常に注意を払って次に反映されていると言う状況は作れるはずですし、実際それによって成功していきます。
以上、問題は内容と扱いであって、経験は極めて重要であることは疑いようもありません。
「勘」も失敗の体験ばかりでは良い方向に働きようもありませんが、業務システム開発においても、対象を徹底的に調査してアタマにつっこんでいれば、周囲の人が気づけないような改善案や問題点だけではなく、「すぐに説明はつかないけど、何かしらおかしい」とか「これならいけそう」という、まさに「勘」としか言えないような事が見えてきたりします。
「勘」が働くぐらい情報収集や議論を重ねなければならないということです。
そして、上記KK含め確信を持てるプロセスなどがあれば、周囲から見れば無謀に見えてしまうような進め方でも、充分安心して前進できると思います。
準備を重ねてKKがあれば、「ここで言わないとヤバイ」とか「これがキモだ」など、必要に迫られていることが見えますので、「度胸」は本来発揮すべきタイミングを逃さずに発揮できるでしょう。