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とにかくプロジェクト・ネットワーク図を!

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 もし今、「プロジェクトがなかなか上手く行かない」という実情があるのであれば、自分たちの仕事の業務分析を行い、今行っている事とは全く別に自分たちの仕事の「あるべき姿」を議論し、その上で「計画活動を見直してみる」必要があるのではないでしょうか。

 計画活動の一環として特にオススメしたい事は、「プロジェクト・ネットワーク図による計画作成を必須とする」と言う事です。

 とにかくだまされたと思って、今後最低でも10プロジェクトぐらいは、プロジェクト・ネットワーク図を徹底的に使うことにして、作り方を勉強し、実行に移して下さい。

 とても面倒なはずです。アクティビティひとつ、根拠説明ができないかも知れません。根拠があったとしても、それは事実なのか、憶測なのか、よ〜く考えて下さい。ほとんどが憶測なのに事実扱いされていて、結局はそれによって全てがパー、というケースも随分と見てきました。
 次回のプロジェクトから、アクティビティの全てについて、順序と期間、実行者など資源設定などに関して、顧客やチーム・メンバーに説明できるようにして下さい。
 本来行うべき計画活動では、結果として、これらの説明が十分出来るはずであり、これができないことが、プロジェクトを上手くいかせていない原因であることがほとんどです。
 つまり、計画活動を怠けつづけていただけかもしれないとい言う事です。
 
 計画活動のあるべき姿を「計画」し、実行してください。

 プロジェクト・ネットワーク図を繰り返し使って下さい。
 

 責任分担マトリックスで、最も責任レベルが高いのは「R: Responsible(実行責任)」ではなく、「A:Accountable (説明責任)」です。一般に実行責任よりも説明責任の方をより重要視していて、プロジェクト・マネジャーは本来、全てを説明できなければなりません。それは、プロジェクトを深く理解し、主体的に計画を作っていなければ実現出来ないハズです。

 

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