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「急がば回れ」実現には...

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前回の続きです。

 「基本が大事」ということで、「急がば回れ」と書かせていただきました。
 とはいえ、頭では分かっていても、実現するのは、やはり難しい事です。
 人それぞれ、「急がば回れ」などの「基本をこつこつやれる対象とやれない対象」があって、それが得手不得手にもつながっているんだろうな〜、などと思ったりしています。それは結局「好き嫌い」の話になってきて、「好き」だから地味な「基本」の繰り返し、「回る」ことを苦なく積み重ねられる...。「好きになれることこそが才能」というのは、全くその通りだと思います。なんだか当たり前のハナシになってしまいました。

 この流れでシステム開発プロジェクトを考えてみます。
 これまでいろいろな要員構成、関係企業構成でのプロジェクトに関わってきましたが、うまくいっていない組織は、この「急がば回れ」ということ自体の認識がない(「基本をやっていない」という認識がない)、あったとしても、全然「回れていない」のに「回れている」という事にしている、あるいは「回れている」と思い込んでいる場合が多いようです。
 これは上記の個人にあてはめると、結局組織としてプロジェクト等がうまく行くかどうかは、上位マネジメントが実作業者を中心としたステークホルダーがどれだけプロジェクトを「好き(好きにも様々あります)」になれるようにしているか、と言うことになるのではないでしょうか?
 そして「好き」になれるようにするためには、どれだけ実のあるマネジメントができるか、そのためにどれだけ「自分達の仕事自体を業務分析できているか」ということになるのではないかと考えています。

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