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効果的な体系活用のために...

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 続きです。今回で完結としたかったのですが、うっかり長くなってしまいました。まだ終わりません。困った(笑)。たぶん、次から「続きです」とは書きません。

 

他の体系を学ぶ人も、PMBOKは徹底的に勉強し、実践する

 プロジェクト・マネジャーから企業トップのみならず、社会人全員が、PMBOKは徹底的に勉強すべきと考えています。プログラムとかポートフォリオとかを勉強する前に、です。小学校高学年から少しずつ勉強し、多くの部分を中学卒業までに学ぶべきでしょう。
 あくまで私見ですが、PMBOKの内容は仕事だけではなく、あらゆる局面で意義のある内容です。
 特にCPM(Critical Path Method)を実際に繰り返し行う事で、対象領域についての専門的対応力が高まるといいますか、「勘が働くようになる」というような効果があると感じています(他の事はサッパリなのに、システム開発になると、なんだか俄然、頭が回ってくる感じがして、楽しくなってくる...)。
 これは「計画という思考活動の精度が高まる」ことによって、「計画活動を中心に、前後の活動の意味や質が、広く一般的に理解されているものとは違ってくるから」といったような文章でしか、ひとことでは表現できません。
 そしてPMBOKの内容を最大限に活かすために必要なのが、それぞれの対象領域についての知識や体系等の深い理解、多くの経験などです。私の場合は、「ソフトウェア開発」「業務システム開発」が対象でした。
 「さまざまな仕事に対する個人的な興味(どういう風に商売がなりたっているんだろう?という疑問)」と「コンピュータやソフトウェア開発に対する個人的な興味、勉強した知識や経験」が、たまたまPMBOKの計画法そのままと言って良いようなソフトウェア(※1)を繰り返し使う事と重なり合って、本当に楽しみながら、最高とも言える結果を得ることができました。

※1: KeyPlan, Mac Project, MORE, Acta, Inspiration など、古いMac用アプリ

 

 ITIL、BABOKなど、一定以上の評価を受けている体系は、多くの知識や知恵の集合体として、それぞれ個人の持つ知識や経験と共に、PMBOKの内容(プロジェクトマネジメントの考え方)と結びつけることによって、極めて高い利益を生み出せる

と考えています。

 「体系の活用」もプロジェクトと言えますから、当たり前のことですが...。

 

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