オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

今まで経験してきたことの記憶の蓄積が今の自分をつくりあげている

»

オルタナブロガーの小俣光之さんが「著書がつなぐ輪:小学校時代にご近所の方だった方から届いたメール」というエントリーで、著書の感想メール送り主が小学校時代に近所に住んでいた人だとわかり、当時のことを走馬灯のように思い出したと書いてらっしゃいました。このように何かをきっかけにして昔のことを思い出すというのはよくあることですね。

私がお世話になっている、元ツカサグループ代表で現在は会津に昭和30年代村に建設中の川又三智彦さんは、長期間にわたり写真やビデオなどを利用して詳細な行動記録をとっていて、普段忘れていることも当時の写真を見れば全部思い出せるそうです。それで、人は実は今までの経験をすべて覚えているけど、思い出せないのはそのためのきっかけがないからだと言っています。だからきちんと記録をとっておけば思い出せるということです。

私も1994年ごろから20年近くずっと行動記録をつけています。基本的に写真やビデオはなく文章だけですが、読み返すと忘れていたこともかなり思い出せます。ですから川又さんが言っていることには納得できます。

逆に言うと、忘れていて思い出せないことも含めて、今まで経験してきたことの記憶の蓄積が今の自分をつくりあげていて、無意識のうちに自分の思考や行動にいろいろな影響を与えているのだと思っています。だからこそ、行動記録をつけたり、自分史をまとめたりすることで、自分の記憶を検証することが、より自分自身への理解を深め、よりよく生きることに役立つのではないかと思います。

ちなみに、6月14日に川又さんが主催する会津村塾で『体感する自分科学 ~量子論からみえてくる「人生の意味」』というテーマの勉強会がありますが、その中で私が年表創造コミュニティ「Histy」を使って自分史年表をつくり、活用していく方法について話をします。詳細は以下のFacebookのイベントページをご覧ください。

第15回会津村塾「体感する自分科学 ~量子論からみえてくる「人生の意味」

Comment(0)