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サービス化時代の潮流、ビジネスモデルを探る。週末はクワッチ三昧!

ハッカソン前夜

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あれは、何年前だろうか。

研究所に勤務する若手エンジニアにこんな質問を受けた。

"柴崎さん、ハッカソンってご存知ですか?"

"はっかそん?"

"一晩かけて実際に動くサービスを開発するイベントですよ。アメリカで流行って最近日本でも開催されるようになってきました。"

"ふう〜ん、面白そうだね。そのイベントに参加してるの?"

"(嬉しそうに) ハイ、でも会社名伏せて個人参加ですけどね。"

"ウチの会社でそのハッカソンとやらを企画したら参加してくれるかな?"

"もちろんですよ! でも、ウチみたいな硬い会社じゃ無理じゃないっすか。"

ハッカソンの効果は多面的

FUJIHACK2015会場風景

そもそも若手人材の育成には、ずっと関心があったのでこの"ハッカソン"なるイベントに大変興味を持った。色々調べると新しいイノベーションを生み出す活動にも使えるらしい。社内の他の若者に聞くと興味を持つ若者が多数いることが判った。

 正直、"ウチみたいな硬い会社じゃ無理じゃないっすか。"と言われて逆に火がついた(笑) 当時のボスに直談判して先ずは社内で実験的に開催してみることに。 その時のボスの言葉は、今も忘れない。

"柴崎、募集掛けても誰も集まらなかったらサッサと店じまいするんだぞ"

もう後には引けない。必ず成功させようと心に誓った自分がいた。

(つづく)

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