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人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

今、Eテレが面白い

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今日の記事は短めに。

もう、タイトルそのままです。

最近、民放の番組をほとんど見ていません。見るのはもっぱらEテレ。

特に大好きな番組 Tpo3 をご紹介します。

第3位:旅する(ための)イタリア語

旅番組、グルメ番組の体裁でイタリア語を面白おかしく学ぶ番組です。兄弟番組に「旅する(ための)ドイツ語」や「旅する(ための)フランス語」などがありますが、個人的に好きなのはイタリア語。教師のマッテオさんが、本当にいい味を出しています。

本番組は2016年に「旅するイタリア語」というタイトルで始まりました。2019年までは本当にイタリアを旅しながらイタリア語を楽しく学んでいたのですが、今年はコロナ禍でイタリアへの旅ができません。そこで、旅するための、となったわけです。

あ、まだイタリア語はロクに話せませんよ、私。覚えたことといえば、スパゲッティ(spaghetti)が複数形(単数形はspaghetto)だってことぐらいです。

第2位:2355

月曜日~金曜日の 23時55分から始まる5分番組。お休み前の5分間、見るとリラックスできます。マスコットキャラクター、トビハゼのトビーがお気に入り。

これは、朝の6時55分から始まる0655と対になっています。0655は朝の番組らしく、見ると元気がわいてくるしかけ。しかし私は個人的に、ゆっくりまったりする2355のほうが好きです。

第1位:びじゅチューン!

作詞・作曲・歌・アニメーション、そのすべてを事実上ぜんぶ1人でやっちゃう鬼才・井上涼さんがおりなす摩訶不思議な世界。


一般に「美術」と呼ばれる作品がもっと身近になること、請け合いです。例えば、フェルメールの名作「真珠の耳飾りの少女」は実はくノ一だったとか、モナ・リザは実はお局さんだったとか。モデルとなった作品の世界観を正しく理解し、正しくリスペクトしながら壊していくその手際は見事としかいいようがありません。

例えばレーサーとなったゴーギャンのことをテレビで見るゴッホのひまわり(型のたわし)。史実ではゴーギャンとゴッホは創作のための共同生活を始めるんですが、2か月ほどで破綻しています。そのことを井上さんは、ゴーギャン側では「チーム解散」と歌い、ゴッホ側では「ひまわりも過去があるわ」と回想させています。史実を知っている人をニヤリとさせる技を心得ています。

あ、姫路城の彼氏、谷くんも登場します。私が一番好きな曲は、黒田清輝の「湖畔」をモデルにしたこちらの作品

気の進まないことも やってみると NEW NEW NEW

 

こういう番組のためなら受信料払ってもいいかな、と思えるNHK。これからも頑張ってください。

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