オルタナティブ・ブログ > 谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」 >

人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

一念発起、で、時計を買おう

»

みなさん、こんにちは。

非常に長い間、ご無沙汰しておりました。前回このブログを書いたのが 2月29日。で、今日は11月1日だから、実に8ヶ月もの間、ほったらかしにしていたことになります。しかも前回のネタが「時間を有効に使おう」というものでしたから、私自身、申し上げていたことに何の説得力もなかったことになります。はなはだ、お恥ずかしい。

ごめんなさい。

で、今日11月1日は、私が今のスタイルで活動を開始した記念日でもあるんですね。2007年11月1日に、今のスタイルでの活動を始めました。今日で、6年目に突入ってわけです。まる5年、かろうじてやってこられたのは、皆さんの暖かいお力添えのおかげだと心から感謝しております。

さて、この11月1日というキリのいい時に、このブログを再開しようと思ったわけです。何かきっかけがないと、(恥ずかしくて)再開できないものですね。

で、きっかけついでに、というのは何なんですが、ここで公に宣言しておこうと思い立ったことがあります。ダイエットでも何でも、何かに挑戦する時は周りに言いふらしておくほうが成功するものです。周りの協力も得られますし、引っ込みがつかなくなって意地でも継続しよう、という気になるからです(私の場合は)。ああっでもこのブログは、皆さんの目に届くのに、なかなか続けられていない・・・すでに、理論が崩壊しています。

で、何を宣言しておこうと思ったかというと、標題の通り、「時計を買おう」ということなんです。
どういうことかと言うと、ですね。

私は今、これも様々な方のご協力を得て、「『アポロ13』に学ぶITサービスマネジメント」という研修をご提供しています。現在注目を浴びつつある ITサービスマネジメントや ITIL を、1970年に実際に起こったアポロ13号の「輝かしい失敗」を題材に、事例研究の形をとって実践的に学習しよう、という研修です。元ネタは、私の尊敬する人の1人である、久納信之氏から頂戴しました。アポロ計画そのものを研究すればするほど、NASAの人たちがやっていたことが、すべて ITIL で説明できる、ということがわかったのです。IT という言葉もなかった時代、彼らがアポロ計画を成功させるために実践していたことは、結果的に実に ITIL的だったわけです。

とはいえ今から40年以上も前のことを覚えている人、知っている人はあまりいません。そこで、1995年にユニバーサルスタジオから公開された、映画「アポロ13」を題材として使います。研修の中で、実際にこの映画を資料映像としてご覧いただきます。もちろん、ユニバーサルスタジオの許諾は取得済みです。

この研修は、現在次の3種類存在します。

また、2012年10月26日には、ITIL資格をとりまとめている EXIN Japan 主催で、同研修を実施させていただいたりもしました。(EXINは試験配信の胴元なので、何かの研修を自分達で提供することはできません。今回は、無料セミナーという形でご提供させていただきました)

ああ、前置きが長くなりました。

先日、偶然こんなのを見つけたんです。「オメガ スピードマスター アポロ13号記念モデル」です。アポロ計画には、オメガ スピードマスターが公式クロノグラフとして採用されています。見つけた瞬間、欲しい!と思いました。しかしこれが発売されたのは1995年で、しかも世界999本限定。さらに、マトモに買えば60万円ぐらいするシロモノです。なかなか手に入るものではありません。中古市場では、40万円ぐらいで出回っています。

そこで。前述の「『アポロ13』に学ぶITサービスマネジメント」の研修が1回開催できたら、1万円貯金しよう、と思い立ちました。40回開催できたら、40万円貯まります。この研修、ITIL を実践的に学習するってところがいいのか、映画を題材にしているというところがいいのか、とってもありがたいことに、そこそこ評判がいいんです。2012年7月には、ひと月のうちに5回も実施させていただきました。がんばれば2年ぐらいで40回開催できるかもしれません。

世間では、「お客様がこの商品を買ったら、商品代金の1%を寄付します」というようなことをしていらっしゃる企業もあります。それに比べたら、なんて自己中心的な話なんでしょう。ごめんなさい。でも、何かのモチベーションって必要だと思うのです。また、そのモチベーションを維持するためにも、1万円の貯金(これはこれでかなりキツい)を継続させるためにも、このような公の場を使わせていただいて「公言する」ということも重要なのではないか、と思った次第です。

40回開催できる前に、商品価値としての寿命が尽きたらどうしよう・・・

Comment(2)