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人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

「ない」ことを証明するのは難しい

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おひさしぶりです。

ええと、まずは例え話から。

ある難病に効く特効薬が発明されました。その薬を飲むと、今までなおらなかったと言われている病気がたちどころになおるのです。その病気に苦しんでいる人たちのおおいなる福音になると、みんなおおよろこびです。

しかし、ここでひとつ問題がありました。この薬は、激烈な副作用があるかもしれないのです。薬の化学式から、その副作用がある可能性は否定できないのですが、臨床実験では副作用が生じた人はひとりもいませんでした。

さて、この薬は、市販するべきでしょうか???

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おおざっぱに言って、ふたつの意見があるでしょう。

  1. 副作用が出た人がいなかったのだから、可能性は否定された。だから市販すべきだ。
  2. 副作用が出なかったからといって、化学的に副作用の可能性が否定されたわけではない。だから出すべきではない。

事実、このような事象の判断はとても難しいと思います。なにせ、「副作用がないことを証明」しなければらないのですから。可能性を全否定できない状態で「今まで副作用がいちども出なかったのだから安全だ」と言い切れるかどうかというのは、意見が分かれるところでしょう。

「ないことを証明」するのは、「あることを証明」するよりもはるかに難しいと思います。

ツチノコは本当にいるのか?「いない」と証明できない限り、いるのか?それとも、今まで生け捕りにされたことがないからいないのか?結局、「わからない」が答えなのか?

システムにも同じことが言えますね。「このシステムにバグはない」と言ったところで、しょせんは人間が作るもの。バグがないとどう証明できるのでしょうか。バグがないと証明できない限りは、バグは存在するかもしれないのです。提供者側も利用者側も、それをふまえた上でやりとりしなければならないと思います。

さて、私の座右の銘のひとつに

    「できないと証明されない限り、できる」

という、とんでもないものがあります。できないと証明されていないものは、たとえヘタクソでも、できるんです。できるはずです。せめて人生は、いつまでもチャレンジ精神旺盛で進んでいきたいものです。

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