ドラマ『最後から2番目の恋』『続・最後から2番目の恋』を見て、社会の変化を実感した
5月から6月初旬にかけて再放送していたキョンキョン主演『最後から2番目の恋』、録画してあったのを、土日にちょこちょこ観ています。
1作目が2012年、続編が2014年だそうです。
8年前。
もの凄く時代が変わったんだな、と実感できるシーン、セリフがわんさわんさ。
キョンキョンはTV局のマネージャなのですが、2012年は自席でスパスパたばこ吸ってました。
それに、今ならセクハラと言われちゃうよね、というセリフをバンバン言います。ただ、2012年の1作目のほうが凄くて、2年後の2014年の続編だと、少しマイルドになっている。
パワハラになりそうなシーンは、2014年にも出てきて、ああ、この8年でうーんと社会は変わったのだなと思えるのです。キョンキョンが新入社員に対して、「私が、ねっ!と言ったら、あなたは、はい!って言ってね」という、遊びのようなやり取りなのですけれど、「2022年」のいま、これは、「パワハラ事案だ」と思ってハラハラしました。(古いドラマの再放送にハラハラすることもないのですが)
話の中身自体は、そんなに古さを感じないドラマで、起こる出来事は、今でも「あるある」「わかる」なのですが、職場での上下のやり取りが、本当に「おおお、こんなこと、言っていた時代、あったな」と、驚くというか、「今は言われなくなって良かったな」と思うようなセリフ満載。
こういうちょっと前(8年前を"ちょっと前"と言っていいかどうかは別として)のドラマや映画を見ると、社会の変化、人の意識の変化、そして、自分自身の感覚の変化も味わえます。
世の中の変化のスピードが速いので、8年前のドラマでも、ある意味、時代劇みたいな感じになるのですよね。
そういう目で、NHK朝ドラ「ちむどんどん」。今、昭和40-50年代あたりをやっているのですけれど、2012,2014年のドラマよりも、言葉遣いに配慮があるような気がします。
4-50年前、もっとひどい言い方していたよね、もっと直接的な表現を使ったよね、と思うのですが、いくら、設定が4-50年前でも、今流すドラマに、「現在はダメ」と思われそうなセリフはあまり使えないのでしょう。
見ている側が、そのセリフに拒否反応を示して、内容が頭に入らなくなるから、ですかね。
再放送ドラマと今のドラマ、言葉遣い、人と人とのやり取りを観察していると、面白い発見がたくさんあります。
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在宅勤務により、朝ドラを見ることが習慣となって3年目。
毎朝、突っ込みながら見ています。
そうそう、大河ドラマ「鎌倉殿」、面白いですね。
鎌倉時代のことなどほとんど忘れていましたが、あらためて、歴史の勉強してみたいと思いました。
まずは、この本を買ってみましょう。
数年前に大ヒットした時は、スルーしていたのですが、今こそ読むべき時かと。